うちの息子ちゃんは、ゲゲゲの鬼太郎でお馴染みの漫画家・水木しげるさんと同じ誕生日です。

そのせいか、いつの頃からか「妖怪大全集」とかその類いの本をよく読んでいます。

そんな息子ちゃん、毎週土曜日の午前中は日舞のお稽古です。お稽古に連れて行くのは、私の役目台風

お稽古場も最近、リフォームし綺麗になりました。そんなお稽古場でお稽古をちょっと休憩中、窓から外を眺めていた息子ちゃんが、叫んだ!

「先生!ママ!早く来て!」

休憩中だったので、私も先生も「よっこらしょ」と息子ちゃんの元へ。

息子ちゃんは、稽古場のすぐ横の通りをゆっくり歩く女の人を指さして言いました。

「あの女の人の後ろに、変な人がくっついて歩いてる!!!」

先生と私は何の事だか?さっぱり分かりません。

「あそこにいる女の人だよ!!」

すると先生が、

「あの黒いお洋服を着ている人の事?でも、後ろには誰もいないわよ。」

黒い洋服の人をヒントに、息子ちゃんがいう女の人を見つけたけど、後ろには変な人は見つけられません。

けど息子ちゃんは言います。その女の人の後ろをぺったりくっついて歩く、痩せこけて、こげ茶色のゾンビの様な奴がいたと。

お稽古が終わった時、先生がぽそっと

「さっきの黒いお洋服の人、うちのご近所さんなのよねぇ。何にもなければいいけど・・・」と。

息子ちゃんは、一体何を見たのでしょうか??