投稿写真

こんにちは。土日休みって月に一度もないのですが、今日はたまたまお休み。貴重な日曜日です(笑)

先日、業界の大先輩と話していて、

【最近、業界へ入ってきた子に、どうしてこの仕事を選んだのか聞くと「生き甲斐を見つけたい」という若い子たちが少なからずいる】

と聞いて、非常に驚きました。

時代が変わったなぁー、という感じ。


私が葬祭業界に入ったのは当時…。
まだ6年前ですが、それでも、友人知人、家族はみんな仕事に反対で、唯一応援してくれたのは、意外にも実家の母でした。


私の場合は、誰に、何を言われても、やると決めたことは5年やる、それだけだったのですが。


そして、葬祭業に就いた当初。


肌で感じたのは、喪家さまたちには、すごく感謝されるけど、少し距離をおいた会葬者の中にたまに感じる、私に対する「葬儀社さん」、じゃなくて、「あ、葬儀屋か」的なニュアンス。


若い頃、私は婦人警官だったので、なおさら感じとれたのです。


私自身はなにも変わらないのに、人って、職業的なイメージで、こんなにも分かりやすく態度が変わるものなんだ、と。


そして、時間と共に、映画【おくりびと】がアカデミー賞をとり、忘れもしない東日本大震災が起き、死への忌避感がどんどん変化していった、ここ数年。


今では、喪家さまに伺う度に【一人で何役もやるんですね】と感謝され、誉められ…。
ありがたいことです。


そして、今日みたいな休みの日。
ポッと思うのです。


【生き甲斐】って自分のためにやったことではなくて、誰か他の人のために為したことが、結果的に生き甲斐につながるんじゃないかな、と。


私たちの周りに、明るく生きて行くためのポジティブな情報は溢れてるけど、本当に暗闇に放り出されたような状態になった時に、何をしていいのか全く分からない、そんな情報は溢れていない。


今の私がいるのは、そんな時のため、かな、と。

日本古来の価値観や、宗教や、考え方。そんな一つ一つに、ささやかな光をあてながら、明日からまた一意専心で、いきたいと思います。


生き甲斐を見つけに、業界に入ってきた若くてエネルギー溢れる皆さん、どうか、この先様々な経験をされて、大きく成長されていって下さい。

同じ道を歩む者として、ささやかなながら、応援しております。

にほんブログ村 その他生活ブログ 冠婚葬祭へ にほんブログ村