真夜中に登山口の門が、ご神職の手でしずしずと開けられると、みんな一斉に登り始めました。
夜なので、昔の炭鉱掘りの人たちみたいに、頭に懐中電灯をそれぞれつけてます。
だから、少し登って後ろを振り返ると、まるでキャンドルの行列みたい
初めは余裕で登り始めました、が・・・
7合目くらいから、一体いつになったら頂上に着くの・・・状態
ガレ場は続く、足は上がらない、勾配は急になってくる、帰りのくだりは絶対降りれないんじゃないの?的な登りの急斜面・・・
登りながら、
『 もぅ、次は来ない・・かもしれない 』
と想いました
そして、スタートと同時に姿の消えた、上の子は心配だし。。
下の子は、ずっとそばにいたから一緒に登りながら、道中ずっと話して、
子どもとこうして記憶に残る想い出を作れて、とにかくそれで今日の目的は果たしたなぁ・・・と。
そんな風に思って、ようやく頂上へ
午前0時にスタートして、山頂に着いたのは、5時10分
ちかれたー・・・
そして二荒山の山頂には、古い鉾らしき鉄の剣みたいなのがささっているんですが、そこへ登るとなんと!!
自分の影の周りに、虹が出ている
隣に立っていた大学生風の男の子が教えてくれたんですが、
『 ブロッケン現象 』
という訳で、身体の痛みと引き換えに、今まで見たこともないモーレツにキレイな
自分の影に広がる虹をたくさん見て、感動したのでした ☆
そして、なんとスタートと同時に消えた上の子は、今年の男体山登山でなんと2番目に登ったということで、頂上で救護スタッフや、神職さんたちや、自衛隊さんたちから大いに褒められ、(持ち上げられ)
あったかいカップラーメンをごちそうになったのだと
頂上は、冬なみに寒いんです
だから防寒具が絶対に必要だし、カップヌードルが飛ぶように売れていくのです
ずっと大丈夫かなぁ、と心配ばかりしてたけど、そんなことはおかまいなしに、登った我が子。
走りながら登ってる途中、最初自分の前にいた人たちの休憩団が
みんな : ん? イヌか?
子ども : いや、人間です
という会話が数回あったのだとか:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
岩場は、手をつかって、ほぼ四つん這いになって走り上がったんだって(笑)