その帰り道のこと。
忘れもしない新橋の歩道橋の下で突然Dさんが叫んだ。
薫さん、好きだ!俺と付き合ってくれ!
忘れもしないドラマのワンシーンのような光景だった。
でも、私には喜び以上に戸惑いがあった。
どう考えても生活格差があるし、特別美人でもないのになぜ???
私:すごく嬉しいですけど、一体私の何を気に入ってくれたのですか?
Dさん:直感!それしかない。
ものすごい好条件の男性からの告白。まだ2回だけど、話していてもすごく楽しい。断る理由なんて見つからない。
でも、私は慎重だった。
時間が欲しい。まだDさんと会って間もないし、知らないことばかりで判断ができない。すごく素敵な人だと思うけど、まだお付き合いできる気持ちは固まってないので、何回かデートを重ねて考えさせてほしい。
そうDさんに伝えて、3回目のデートの約束をしてその日は別れた。
当時私は28歳。若かったなー、と今は強く思う。
アプリという不確かな出会いに慎重になりすぎていたのかもしれない。