いまだ悩みや迷いは多いけど、取りあえず直売所の看板をあげることが出来ました。飛び出す看板です。店名が浮き出ています。詳しいことは秘密ですが、ボクらなりに最新技術を駆使いたしました。

ここはおもちゃ屋さん?
リサイクルショップをはじめるの?

さっそくお問い合わせが次々飛び込んできています。ややトンチンカンな問い合わせが目立つものの、無反応よりは全然まし。



それにしても愛おしいです。
でも、確かに何屋さんだか分かりづらいですね。ハートをつけすぎました。タマネギもあったほうがよかったよな。仕上げてみてはじめて気づくこと、多いですよね。

まぁ、この看板の下にポンコツたまねぎが並べば、おもちゃ屋さんやリサイクルショップでないことは明白になるでしょう。

何はともあれ、お店の顔が出来上がリました。めでたし、めでたし。



ボクは昔から仕事が遅い。何をやっても時間がかかる。とにかく要領が悪いんです。だからいつも言われてました。「もう少し効率よく出来ないのかよ!」ってね。「無駄が多いんだよ、無駄が!」ってね。

それはお百姓さんになった今でも一緒。ボクの仕事には無駄が多い。だから、生産性が低く、能率が悪いらしいです。

でも、ボクは密かに思ってます。もしかしてボクの時代が………来た? ってね。


何が何だか分からぬうちに、あれもダメ、これもダメ。ダメ、ダメ、ダメで、あっちこっちがガタガタ、ギスギスし出しちゃってるこんなときこそ、無駄が必要なんじゃないの? みんながみんな、コロナにかかって死なないにいように、生きるためだけに生きてる今だからこそ、無駄が必要なんじゃなかろうか? ってね。


ボクの直売所「ポンコツファーム」がオープンしたら、ワケありタマネギを買ってくれた人に花でも贈ろうかな。タマネギを買ってくれなくてもいいや。通りすがりの人に「ご自由にお持ちください💕」って贈っちゃおうかな。

その花は地元の花農家さんが育てた花を仕入れるの。今花屋さんが軒並みシャッターを下ろしちゃっているらしく、いつもの半分近くがビニールハウスに取り残されたままみたいなんです。特に母の日用のカーネーションがたんまり。花農家さんも困っているし、花ももったいないから、それを買い取って「記念日や特別の日じゃないフツーの日にこそ、共に暮らすあの人に花を贈りましょう♪」なんていうメッセージを添えて、あげちゃうんです。もちろん、せっかく大切な人に贈るならもらい物じゃなく「買いたい!」なんてことを言い出す人がいるかもね。そんな人にはぜひ買ってもらえばいい。少し高めの値段をつけてね。

日本中、いや世界中がコロナにかかって死なないように必死に生きているときに、花なんて本当に無駄だとは思うけどさ、なんかいいじゃない。無駄のある暮らし。いや、無駄のある暮らしがいいんじゃなくて、無駄のない暮らしが窮屈なんだよね。

まぁいいや。
とりあえず、やるだけやってみよう。だってボクはいつもいつも言われてたんだから。「無駄が多い!」ってさ。無駄ならいっぱいある。ある資源は有効に活かさないとね。
SNSやなんかで、コロナの影響でシャッター通りとなった商店街の写真に対して「みんながんばってますね。私もがんばらないと」的なコメントがいっぱい。言わんとしていることは分からないでもないですが、そうなのかなぁ? そういうことなのかなぁ? なんとも居心地の悪い違和感に包まれる今日この頃。


ボクらの農産物直売所はオープン日が5月9日に決まりました。いつオープンさせるかも、いろいろありまして二転三転した挙げ句、取りあえず9日に落ち着きました。

生産者直営の直売所。ようは地産地消の発信基地。今回のコロナ禍しかり、なんかあったとき、やっぱり小さな物流でものが動く=買える=売れるっていうのは、強い。強いと言うか、心強い。今回それを実感しました。残念ながら、ボクらの直売所は「だから」オープンさせるわけじゃなく、生産者としてもっとも手っ取り早い換金方法として見出したのが直売所だったにすぎない。志し的にはゲスなんでありますが、でも結果的にはそのゲスな行いも地産地消の一助となるわけで、地域貢献(?)的な評価も出来なくはない。だから、自信を持ってオープンさせたいんだけど、「なにもこんなときにオープンさせなくても」とか「何を浮かれてるんだ(不謹慎だぞ)」とかの声も多く、実に動きにくい。でも、数多の予定変更を乗り越えながら準備は進めています。近々看板も掲げる予定。

店名は「ポンコツファーム」。

板から切り出した文字を庭に並べて2階のベランダから眺めてみたら、それこそ不謹慎なくらいにテンション上がりまくり。早く設置したくてウズウズしてきちゃいました。

5月9日。ここからはじまるボクらの物語は、間違いなく当事者であるボクらを含む多くの人をワクワクさせることでしょう。県道沿いの小さな畑の片隅の、文字どおりポンコツな直売所に一体何が出来るというのか。あんなポンコツな直売所に一体何が変えられるというのか。

そこそこの逆風のなかでのテイクオフ。この感じだと、そこそこ遠くへ飛べそうな予感❤