地元の百姓仲間とつくった農産物の直売所のオープンもからみ、バッタバタの数日間。

一方でコロナの影響なのかなんなのか、たまねぎのオーダーは例年の6割減。いつもならこの時期は、たまねぎ畑で汗まみれ&土まみれになりながら収穫に追われているのですが、倉庫の荷が減らず収穫することの出来ない状態が続いています。

ぽっかり空いてしまった余白みたいな時間に戸惑いつつも、どこかで心地よさも感じています。

まぁ、実際はたまねぎ畑以外でやりたいこと、進めたい作業は山ほどあるので、ヒマにはなりませんが、里にこもり田植えの準備など進めている時間が、安らぎを感じさせてくれる。そう言えばマスクしないのも久しぶり。里は風が心地よい。風が木の葉をなで、草をざわつかせ、やわらかく軽やかに吹き抜けてゆく。

忙しさにかまけて、このところ生き方が少々雑だったなと気づく。生き方が雑になると必要以上に疲れる。だから、疲れてる。

玄関前で咲くムギナデシコ。風にゆらゆらとそよぐ様をながめるのが大好きです。

大丈夫。今日も良い風が吹いている。風さえ感じられていたらボクの人生はどうにかなる。これはボクの超自分勝手なジンクス。でも、このジンクスがボクを裏切ったことはありません。

おととい、伴侶をカラスに拉致されてしまった我が家のツバメ。いったいどうなるのか、どうするのかと思っていたら、今朝には新しい相手を連れ込んで、せっせと巣作りに励んでいた。

まさか別のカップルがやって来たわけでもあるまい。

この世はかなりドライなシステムによって動いているようです。どおりでボクの人生がしっくり進まぬわけです。ジメジメし過ぎ。クヨクヨし過ぎ。メソメソし過ぎ。万事においてウエット感出し過ぎ。

我が庭に飛来したツバメのように、逞しく、したたかに生きたいものです。





昨日、庭先が騒々しいので目を向けると、うちの倉庫で子育ての準備をしていたツバメがカラスに咥えられて連れ去られる、まさにその瞬間でした。ツガイの片われがそれはけたたましく泣き叫び、カラスを追い回すも後の祭り。

なんとも哀しいシーンを目撃してしまいました。なんて酷いことを……と、カラスを憎むボクの目の前には美味しそうな豚肉が盛られた皿が。

ツバメも生きる。
カラスも生きる。
我も生きる、か。

生きるってのは酷いことの積み重ねのうえに成り立っているんだなぁと、今さらながらに感じたのでありました。

しかし、ドジなツバメだよなぁ。なんで捕まっちゃったんだろう? まぁ、ボクも相当にドジだけどね。