夫が亡くなって、片付けをしている。
仕事があるので、休めるうちにと、頑張った。
夫は物を捨てないひとだった。
壊れた家電。
いらない洋服。
大型ゴミ。
不要な本など。
山程あった。
毎日、毎日、片付ける。
燃えるものは、指定のゴミ袋に。
本や紙類は、古紙回収に。
小型家電は、役所に。
大型ゴミは回収申込みをして。
大型家電は、電気量販店に引き取ってもらった。
毎回、大量のゴミ袋。
古紙回収も、大量。
出しすぎかと、ヒヤヒヤした。
回収してもらえるか、毎回、確認した。
価値のあるものが、殆どない。
それが夫という人を象徴していた。
夫らしい。
いつも、詰めの甘い、どこかズレた人だった。
不用品はまだある。
まだ、片付けは終わらない。
家のもの、殆どなくなりそうな勢いで出したけど、まだまだ物はいっぱい。
仕事が始まった今も、片付けは終わらない。