「お母さん。クラスで一番可愛いお弁当作って」
目を輝かせながら私に頼んできたのはピカピカの一年生の娘。
そう、明日は新しくできたお友達と一緒に行く遠足の日だ。
みんなとピクニックマットの上でランチを広げる。
…そりゃぁ、可愛いお弁当がいいよね。
…が、しかし。 知らんぞ、私は、キャラ弁とかは。
そう、このわたくし、実はアメリカ歴20年以上の浦島花子。
テキトーにランチを詰める国で暮らして来た私には、可愛いお弁当とか、「エクスキューズミー?」の世界で
作り方とか分かんないし、グッズも持っていない。
だけど
娘の澄んだ目には「No」とは言えない。
オロオロしていると、小4の息子まで言い出した。
「僕、おにぎりとウインナーと唐揚げが食べたい。」
え。それをお弁当に入れるの、どうやって?
…お弁当を作るのに、冷や汗が出るなんて知らなかったぞ、私は。
…必死だった。
必死に作りましたわよ、奥様っ!
でも、不器用にしか作れない。可愛いお弁当なんて作り方わからない。
そもそも料理苦手だし。今日も残業いっぱいあるし(つまり時間が…ない。)
100均で可愛い小物を買って来て、なんとか誤魔化した。
100均が神様に見えた、そんなお弁当作りでした。
大変やったけど…
「作ってあげた」んじゃない。私はきっと、「作りたかった」。
明日、晴れますように。

