今から思えばだけど…
喧嘩の理由って実は
「これが理由で喧嘩した」と思っているもの、そして思われているものとは、多少違う時がある。
私が「あの人」から離れていった理由は、
「あの人」から言われたことが原因では決してなかった。
言われたことは、マウント感満載のひどいことだったけれど、
その背後に色々とあって、そして他に理由があって、
その発せられた言葉が、導火線となった気がする。
私は、いつからか覚えた違和感を
上手にぬぐうことができなかった。
仲はよかったけれど
表面的だった気もする。
だってあんなにそばにいて
あんなにいろんなことを話してきたのに
私は
一番悩んでいた時、その苦しみを
彼女に打ち明けたことは決してなかった
時間がたってからも私は
彼女にはいえなかった
何かが怖かった
何かが私を止めた
何かが私にブレーキをかけた
「この人に話しちゃダメ」と
今から思えばきっと
近いと思っていたその関係は
実は、ある一定の距離を保ちながら初めて安定する関係で
それが近づきすぎて、平衡を保てなくなった時、
彼女の発した言葉で
我慢にも限界がきたんだと思う。
「本当の喧嘩の理由はね」なんて
もう話すこともないけれど
「わかってもらいたい」という気持ちが消え失せた今
きっと彼女にも
「これが原因」と思う以外の原因が
あったんだろうなと思う。





