●●午前十時の映画祭②●●晴れ映画ブログNO2

鉛筆あらすじ

「パリ、テキサス」のビム・ベンダース監督が10年ぶりに祖国ドイツでメガホンをとり、1987年・第40回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した傑作ファンタジー乙女のトキメキ
壁崩壊前のベルリンを舞台に、人間に恋してしまった天使の運命を、美しく詩的な映像でつづる。

人間たちの心の声を聞き、彼らの苦悩に寄り添う天使ダミエルは、サーカスの空中ブランコで舞う女性マリオンに出会う宝石赤
ダミエルは孤独を抱える彼女に強くひかれ、天界から人間界に降りることを決意する。

ブルーノ・ガンツが主演を務め、テレビドラマ「刑事コロンボ」のピーター・フォークが本人役で出演目
脚本には後にノーベル文学賞を受賞する作家ペーター・ハントケが参加。
1993年には続編「時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!」が製作された。


音符キャスト

監督:ビム・ベンダース

製作:ビム・ベンダース/アナトール・ドーマン

製作総指揮:イングリット・ビンディシュ

脚本:ビム・ベンダース/ペーター・ハントケ

撮影:アンリ・アルカン

美術:ハイディ・ルーディ

編集:ペーター・プルツィゴッダ

音楽:ユルゲン・クニーパー



👼天使ダニエル:ブルーノ・ガンツ

・マリオン:ソルベーグ・ドマルタン

・天使カシエル:オットー・ザンダー

・老詩人ホメロス:クルト・ボウワ

・ピーター・フォーク本人役:ピーター・フォーク


【1987年製作/128分/G/西ドイツ・アメリカ合作/原題:Der Himmel uber Berlin】ジャンル:ファンタジーオーナメント


リボン勝手な感想

本作の初見は35年位前だったと思います。
公開当時は、ピーター・フォークが本人役で出演していることも含めまして懐かしく鑑賞しました。

作品の世界は、天使の眼ではモノクロに見えて人の眼ではカラーで見えるという設定にスター
人間の世界に憧れた天使は、天使の世界から地上の世界に降りて来て人間になります。

味気ない天使の世界で永遠に暮らす、又は人間の世界で限りある命でも鮮やかに彩られた人生を満喫するべきか~。。
天使が声を拾うことによって描かれる心象風景が美しく素晴らしいなぁと感じましたラブラブ


天使は恋をすると死んでしまう、そんなパラドックスなモチーフが映画の中で叶うと、モノクロからカラーに。
ラストで小津安二郎監督、フェリーニへのリスペクトも伺えました。
今再見しても色褪せないステキな大人のおとぎ話に思えました✨

 

 

カラーパレット少しネタバレします。
未鑑賞の方はご注意下さいませ。


📷写真は10年位前に誕生日プレゼントに頂いたティンカーベルの引き出し小物です。
一時期、引き出し小物にハマっていました。


ショコタンチューリップ