週末の朝は御堂筋を散歩
いつものお店でバナナジュースを頂く
生ける花草木で季節を感じる
粋なマスターが羨ましい...
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お昼は本町から中之島を経由して
老松町の衣笠さんでかつ丼を頂く
最近は弁護士さんも土曜日は休むそうで
店内は僕ひとり
衣笠の主は骨董や大阪の歴史に精通されていて
「まだ誰にもゆうてまへんねん」と
どこで仕入れたか老松町のむかし話をしてくれた...
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帰りに近くの古書店に立ち寄る
ここの主は僕と同年代でよく話が合う
ここ数年同業者が亡くなったり廃業されたりで
通路がなくなるくらい引き取った古書が山積みになっていた
その中に明治生まれの劇作家長谷川幸延の著書を見つけた
まるで自分の祖父が話してくれているように
長谷川氏が生きてこられた時代のことが軽妙な筆致で蘇る
まさに古書店は宝の山である...