はじめまして、せなです。43歳。ビジネスホテルで客室清掃のパートをしています。ベッドメイク、水回りの拭き掃除、ゴミ回収、アメニティ補充などをして、ドアに「清掃完了」の札をかけて次の部屋へ進むのが日常です。

 

ある夜、最後の客室の札を下げてエレベーターで一階に降りるあいだも、頭の中では今日の部屋数が回っていました。目標の室数に届いていない日ほど、黙って数字だけを数えていました。

ゲストの顔を見ることはほとんどありません。「ありがとう」の言葉も、ほとんど返ってきません。残るのは部屋番号と、痛む膝と肩でした。20代の子が同じ室数でも平気なのに、私だけがバスに揺られながら黙る夜が続きました。

 

帰りのバスでママ友のLINEを見ると、「在宅で月5万」の話題が流れてきます。笑ってスタンプを返して、家に着くと声が小さくなる自分がいました。

でも今は、部屋数だけで自分の価値を測るのをやめました。家に帰ってから、パソコンでブログや記事の「何人が読んだか」「どこで離脱したか」といった数字(アクセスの記録)だけを見て、次を直す順番に変えています。

 

カートを押し続けなくても、文章の記録は少しずつ増えていく。座ったまま、内緒で第2の柱を育てています。

第1章:ホテル清掃の延長は、もうやめた

広告で「在宅ワーク」「AIで月10万」「未経験OK」も毎日見ます。でも、また身体を酷使する副業は続かないと分かっていて、手が出ません。他人の文章テンプレをそのまま使う方法も、「必ず稼げる」と言う案件紹介も、信用できませんでした。

 

それでも、このまま部屋数だけを数える夜を続けるのは限界でした。ギャンブルみたいな保証には手を出さず、数字だけを見て判断する型を探しました。

第2章:きれいな清掃のコツ記事は、誰も読まなかった

ツールの画面で分かったのは、きれいなホテル清掃のコツだけを並べた記事は、最後まで読まれないことでした。

 

やけくそで書いた「清掃完了の札を下げたあと、部屋数だけを数えた」という、ありのままの話だけ、同じ裏方仕事の人が、記事の最後まで読んでくれました。

 

能力が足りなかったのではなく、評価される場所(ホテルの廊下)と、評価される場所(ネットの記録)が違っただけ、と気づきました。

第3章:毎晩潰れなくても、柱ができた

今でも客室清掃の仕事は続けています。今日辞めるつもりはありません。ただ、帰宅後に毎回つぶれる日が、減りました。

 

廊下を走らなくても、ブログの読者数や記事の記録は、少しずつ増えていく。それだけで、次のフロアに入る前を迎えられるようになりました。

ホテル清掃で部屋数と体に疲れた裏方の方へ。業界の罠と、慎重派の型をまとめました。

 

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※強引な勧誘はありません。案件保証が怖い方へ。

最後に:部屋数を数えたあなたへ

あなたが向いていないわけではありません。部屋数で測られる仕組みに、置かれていただけです。

 

見ている場所を変えれば、夜は変わります。