あぁ、ピアノ | amiのブログ

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私が思ったことや好きな物を好き勝手書いています。
体質改善を心がけているので普段の生活ので試してみて良かったことなども書いています。
私と同じように悩んでる人の何かヒントになれたらいいなぁと思い書いています。

私の家には極々普通の

アップライトピアノが置いてあります。



今日はそのピアノの話です。



とても長いし、面白くもない話なので

お時間ありましたらお付き合いください。





元々実家にあったのですが、

実家は裏が山で湿気が多いので

誰にも弾かれずに

朽ち果てて行くのが我慢できなくて、

家を建てた時に我が家に送ってもらいました。

(距離にもよると思いますが、だいたい2万円くらいでした)




↓これは引っ越して来たばかりの何もない頃



このピアノは元々私の物ではなく、

姉が子供の頃ピアノを始めたので両親が

買ったのだと思います。




姉は4歳から習っていたようなので、

私が赤ちゃんの頃から一緒にいたピアノ。




物心ついた時には

私も姉と一緒に習いに行ってました。



でも、私はピアノが弾きたくて

習いに行っていた訳ではなく、

ピアノの先生のお家に行きたかったのです。



小さい頃に習っていた先生は年配の方でしたが

オシャレで綺麗で、めっちゃ優しくて、

家も古いけど洋風で。

私の周りには、そんな世界がなくて。



姉と1時間ずつ、2時間。

母は私達を車で送ってくれたら帰っていたので

毎週姉妹で遊びに行ってる感覚でした。



先生は毎回必ず紅茶を出してくれてコーヒー

洋風なガラスのお砂糖入れに

グラニュー糖とザラメがそれぞれ入っていて、

私は姉のレッスンを待っている間、

そのザラメをゆっくり溶かした

甘い紅茶を飲むのが楽しみでした。




私が紅茶を好きなのは

この頃の影響だと思います。




家は本当に古くて(でもそれが逆に良くて)

木枠の窓の外には

緑がいっぱいの庭が見えて。




小さい頃の私は

外国に行ったような気分になってました笑




子供が飽きないように

静かにできるように

漫画本も置いておいてくれてました。




本当にその空間が大好きだったから

ピアノの練習はしないけど

レッスンは休まないという感じで爆笑




一切身につきませんでした!笑




でも小さい時から近くにあった音なので

ピアノの音は大好きです。




その後、中学に上がった頃

家の事情で、

そこには通うことができなくなって

近所のピアノ先生のところ(徒歩2分)に

通い始めました。




私がピアノに対して

ほとんど情熱が無かったのがいけなかったのか

新しい先生は私に対して厳しく

時には意地悪もされて、

レッスンに行っても

全然レッスン室に来てくれないから、

お家の方に呼びに行っても無視。

仕方がないから、何も弾かずに

帰ったことも何回もありました。

(姉や幼馴染も通っていたけど、そんなことは一回も無かった)



ピアノと全く関係のない服装も

馬鹿にされたこともありました。



もちろん、私がピアノを

習っていた年数の割に弾けないことも

よく馬鹿にされていました。

(最初の先生のところは二度上げで、教本が最後まで終わったら、もう一度最初からその本を習うというやり方だったから、ゆっくりペースな上に、さらに私は練習をしないから進んでいない)




そんな中、

グループレッスンというのが勝手に始まって。


グループ分けが

レベルではなく年齢。


同じ年頃の子達はめちゃくちゃ上手で、

私は足を引っ張ってばかり。

なんで私がこの中に投げ込まれたのかと、

すごく悩みました。



レッスンの日が

もう嫌で嫌でたまりませんでした。




グループレッスンは

他の人に申し訳なかったけど、

カッコいい曲もできて

楽しいと思えることもあったし


なんとか高校生まで頑張ったけど、

高校に入ったら部活の方が楽しくて、

毎日日が暮れるまで練習していたので、

ピアノを弾く時間もなくなったし

ピアノ教室はあっさりやめました。




ある日、部活が早く終わったので

明るい時間に帰ってたら、

あと少しで家に着くって時に

後ろから声をかけられました。



車から声をかけたのは

近所のピアノの先生でした。



何話したかは覚えていないけど、

最後に

「習わなくてもいいから、ピアノはずっと弾き続けてね。」

って言われたことは覚えています。



先生は怖くて苦手だったけど、

この言葉がまるで呪いのように

私の中から消えません。




全然上手に弾けないけど、

未練がましく今も時々弾きたくなる。




わざわざ実家からピアノ送ってもらったのも

きっとこんな気持ちもあったから。




ほとんど弾かないけど

毎年調律もお願いしていました。




でも家に来てくれていた調律師さんも

急に辞められたみたいで、連絡も無くなったし、

昨年はピアノも全く弾かなくなったしで

何もしていません。




それで、ずーっと

もう手放そうかどうしようかと

悩んでいました。




どこにでもあるピアノだし

もうウン十年となる古さ。


全く価値もないので

処分ってなったら逆にお金もかかる。



調べたら、

ヤマハに連絡したらどうにかなりそう。




母や姉にも処分の許可はもらった。




夫に聞いてみたら、

そのまま飾りとして

置いてても良いのではと言ってくれました。

(私がいつかカフェを始めてそこにウクレレとピアノも置きたいなんて妄想を話しているからかも)




でもピアノって重いから

(200キロはあると思う)

それ用で造っていない家の床には大ダメージ。




弾かないのに置いておく?




一人暮らしの時に使ってた

電子ピアノもあったのですが

親戚の子供が欲しいって言ってたから

あげてしまったので、

このピアノを処分してしまったら、

もう鍵盤がないし。





ピアノ教室をやめてから

大人になったら、もう一回習おうって

思うことも何回もありました。




でも今はウクレレばかり弾いてる。




新猫が、お客さんが来た時に

ダッシュで隠れる場所にはなってる。馬


これはもう我が家の名物で、

うちに来るお客さんは

最初にピアノの裏を覗きに行く。


そんな神聖な場所を

無くすのも気が引ける。




あぁ、どうしようネガティブ




なんて、こんなこと思いながら

この前久しぶりにピアノの前に座ったら


やっぱり楽しい!!


って思ちゃった笑



まともに曲を弾けないけど、

ただコードをジャーン!って鳴らすだけだけど


楽しい!



だって上から指で押すだけで

好きな音が出るんだもん。




きっとこれから先も

ずっと悩んでいると思います。





小さい頃の猫先生はピアノ好きだった


今は弾くと怒る。




長々と

こんな話を最後まで読んでくださって

ありがとうございましたショボーン