僕が通っていた清風中学校はとても校則が厳しく、特に頭髪検査が異常に厳しかった。裾の刈り上げが必須で、前髪は、眉毛にかかってはいけない。髪の毛を染めるのはもちろんダメだし、ワックスやジェルでさえつけることができなかった。年頃の中学3年生になった時、卒業アルバムの全体写真を撮ることになった。理数科の生徒は頭がいいので教師にわからないように、ワックスやジェルをつけていた。僕もつけたかったが、ジェルは頭が光るので、つけずに、自分の頭で工夫を凝らした結果、年頃なので卒業アルバムの全体写真の時に短髪に水をつけた。ところが担任の教師が僕の頭が光っていることに目をつけ、ジェルと勘違いし、「お前、なんで髪の毛にジェルをつけとんねん!」と言って、「ぶち殺すぞコラ!」と言いながら、大きな声で奇声のような怒鳴り声をあげた。僕はとっさに「ジェルじゃないですよ。水ですよ」と答えた。すると、担任の教師は、「そんなこと、どうでもいいんじゃ!」と言って僕に飛び蹴りをした。僕は吹っ飛んでそのまま倒れ、後頭部から血が流れた。教師は振り返りもせず、他の教師の元へと去って行った。僕は頭が痛かったが、卒業アルバムの写真撮影なので、血がついたまま、髪の毛を自分の手で整え写真撮影を行った。理不尽な指導に不満だった僕はレンズをにらむように写っていたため、卒業アルバムの全体写真はヤンキーのように写っている(笑)
しかも血で髪の毛が赤いので、尚更、ヤンキーのように写っていた(笑)
同級生も有名人が多く大好きな学校だったが、卒業アルバムの全体写真で、