家族と何度もぶつかり合い、どうなってしまうのか。
留年が、差し迫った1月初旬。
どうやら、親が担任教師に不登校の相談をしたようでした。
その担任は、自宅から通うのが遠くてしんどいなら、学校の近くの安いアパートを借りて登校だけでもして欲しい、なぜなら、2年生で高校の単位は全て取得済みになるので、3年生は予備校の代わりになるだけだから、君も勉強が面白くなるだろう。
そして、高校3年生になれば、散髪検査も緩くなると内輪のアドバイスもしてくれました。
私も親も悩みましたが、その通りにすることにしました。
そして、高校3年生になると同時に予想以上に、清風高校の規則が緩くなりました。
授業も都心の高層ビルで行います。
高校なのに予備校のようです。
授業は、過去問の繰り返し、受験テクニックの伝授に絞られます。
そして、2月には何とか、それなりの大学に進学し、卒業式を迎えることができました。
清風高校の卒業式は、2月なんです!
あっという間に学生生活は終わりました。
卒業してから、清風学園の偉大さが、更によく分かるようになりました。
今の好きな作家はサリンジャーです。
村上春樹が日本語訳をしたキャッチャー・イン・ザ・ライは、不朽の名作です。
もう、クルーカットの良さが分かる年齢になっています。

