清風高校一年生からは、パッとせず、成績も伸び悩んでいました。
そこで、運動をするという新しい目標を持ちました。
ちょうど、プロレスラーの前田日明がリングスという団体を立ち上げて、クラスメイトの誘いで当時でも8000円ほどした高額なチケットを購入し、仲間6人で大阪府立体育(現エディオンアリーナ大阪)に、試合を観に行きました。
そこで観たカクタノブアキという空手の選手のローキックを放った音(骨が割れるような音)をきいて衝撃を受けました。
勉強と音楽に夢中になっていた少年が格闘技に目覚めた瞬間でした。
そして、お勉強は、きちんと今まで通りするから、という約束で親に空手を習わせてもらいました。
今でも、とても感謝しています。
それからは、空手と、筋トレに夢中になりました。
軽音楽も友人と続け、学園祭でボーカルを担当することになりました。
11月までは、空手と、筋トレと、歌の練習ばかりしていたと思います。
清風学園にはトレーニングジムがあります。
設備が行き届いており、チョコザップや他のスポーツジムと比べても何ら遜色ありません。
お得だと思います。
毎日、昼休みはトレーニングジムで、トレーニングを20分してから、仲間に合流して、お弁当を食べました。
そして、家に帰ると週2回だけ空手の練習に行きました。
土曜日も学校でしたので、日曜日以外は夜も腹筋をしました。
そして、夕食時には毎日牛乳を一リットル飲みました。
高校1年生の内に筋肉だけで11kg増やすことができ、自分に自信が持てるようになりました。
しかし、学業は伸び悩んでいました。
1年生最後の模試では、英語だけ57で、他の教科は50前後まで落ち込みました。
2年生になると、理系か文系を選択しなければなりません。
成績は追い詰められていました。
