先日せりが夜に腹痛を訴え、翌朝も痛いというので

念のため病院に連れて行ってから登校することに。

 

病院では病名はつかず、尿検査も正常で

「疲れやすい子なんですね」

と言われ、お腹の薬を出されて終了。

 

そこから学校に向かう途中、せりは

「学校行かない!」

と頑なに拒否し、学校前で車から降ろそうとしても

「絶対ヤダ!」

と泣き出す。

うーん、正直もう給食の時間だし、あと午後の2時間は

出ても出なくても大して変わらないか・・・

 

という気もしてきました。

大体泣き叫んでる子を教室まで引きずっていく意味を私自身も見いだせず、

 

えー昨日は普通に登校したじゃん

 

とか

 

病院行く前元気だったし、朝もカレーお替りしてたよね

 

という言葉は呑み込んで、

 

「明日は行こうね」

 

ということで帰宅。

学校は欠席の連絡。

 

休みを勝ち取ったせりはゆとりの表情で午後を過ごします。

 

何をしていたかというと・・・

 

コップに水を入れて冷凍庫で凍らせたものを

ただひたすらプラスチックのハンマーでたたいてへこませるという

 

作業に熱中していました。

 

なんなの・・・ネガティブ

 

もはや、「具合が悪いから休む」を無視し、

「休みたいから休む」に変わりつつあることに危惧する母でした。

 

学校に行きたくない理由は相変わらず「学校きらいだから」なんだけど、

 

こうして見ていると、

自分の好きなことを誰にも邪魔されずに熱中できる環境が大好き。

逆にいうと、自分の思い通りにならないこととか、好まないもの(周囲の大声、会話、行動など)

は大きなストレスになるらしい。

 

誰だってそうだよ、といえばそうなんだけど、

せりは人一倍ストレスを感じるのかも。

 

 

HSPだった私もやっぱり学校は苦手で。

「いーけないんだーいけないんだー先生にいっちゃーおー」

とはやされただけで泣いてしまうような子だったし、

先生に怒られるのが死ぬほど怖かった。

集中的にいじめられることも、大して怒られることもなかったけど、

常にそういった有事(強い刺激)に対して気を張っていたので

本当に学校は気の休まることがなくて

ずっと家にいたかった。

 

ただ私が子供のころは「学校を休む」というのが今よりハードル高かったのと

(親の考え方ももちろんそう)

私自身も不安がりだったから、きっと学校を休んだら休んだで別の不安を感じて

きっと家でも安らげなかったと思う

 

そう思うと、今せりがのびのび休んでいるのは悪くはないのか・・・?

もう少し成長していろいろわかるようになったらまた思い悩むのかもしれないけど。

 

あまり先のことは考えず、一日一日やっていくしかない。

 

と思った秋の日でありました。

金木犀がいいにおい。