「産後骨盤矯正」は、妊娠・出産をした方にとっては、とても気になるワードです。
ここで一つ「産後骨盤矯正」に興味がある方達に質問です。
「産後に骨盤矯正をしないと、骨盤が正しい位置(ズレ・歪み)に戻らずに開きっぱなしになってしまう。その結果、腰痛や肩こり、体重が戻らない、下半身の冷えむくみなどのトラブルがでてしまう。」など
と思ってる(考えている)のではないでしょうか?
それでは、
「どこから産後骨盤矯正が必要であると知った(聞いた)のか?」
この質問の答えは複数あると思います。
①友人・知人から聞いた。
②マスコミ(雑誌・webメディア)
③整体・整骨院(接骨院)・鍼灸・マッサージ院のHPやチラシ
に集約されると思いませんか?
その中には、公的な機関(厚生労働省や大学の研究所、保健所等)から、
「産後骨盤矯正」の必要性を説かれたものは、一つもありません。
それどころか、整体院や整骨院(接骨院)で「産後骨盤矯正」などで勧められる「回数券」には、自治体から注意喚起が出ています。
※参考
ちなみに「①友人・知人に聞いた」も「②マスコミ(雑誌・webメディア)」や「③整体・整骨院(接骨院)・鍼灸・マッサージ院のHPやチラシ」の影響を受けている可能性が高いと思います。
そう考えれば、①~③全て「セールス目的」の広告宣伝であることに気が付くのでは?と思います。
一般の方でも、少し調べれば「産後骨盤矯正」で主張している事は、「ウソ・大げさ・まぎらわしい」といった、消費者センターで引っかかりそうな怪しいモノである事が分かります。
ですが、妊娠・出産の不安や体調の変化、その後の育児の忙しさで「余裕」がなくなり、仕事復帰している方では、常に「疲労」しています。
そんな時に「産後骨盤矯正」の情報(広告宣伝)にさらされ、施術を受けないと大変な事になるという「不安」と「恐怖」を植え付けられてしまいます。
この「不安」と「恐怖」は「産後骨盤矯正」という無駄なモノに大金(数万~数十万)をつぎ込んでしまう「呪い」と言い換えられるかもしれません。
「産後骨盤矯正 その二」からは、何が「ウソ・大げさ・まぎらわしい」を解説していきたいと思います。