皆さん、こんにちは。


バリについては話したいことがたくさんあり、書いているうちに次から次へとネタが浮かんでくるので、その衝動に抗わずに、気持ちのままどんどん書いていきたいと思います。ぶっ壊れた蛇口みたいですね😅


バリ島の大まかな説明は👇 からご覧になって頂けると、よりわかりやすいかも。


では、早速。


バリの食文化について


さて、バリでは最初の頃、ガイドブックに載っているような無難なレストランで食事をしていたのだが、メニューを見ると

ナシゴレン(炒飯)
ミゴレン(焼きそば)
ガドガド(ピーナッツソースがかかった温野菜)
サテ(焼き鳥)

などが定番だが、バリニーズはこういったものはまず食べない。値段が高いからだ。

 

これらははっきり言って、外国人向けに作られたメニューと言っても過言ではない。

 

味付けも外国人向けにアレンジされたものがほとんどである。



じゃあ何を食べているかというと、ずばり


ナシチャンプルである。

バリニーズがナシ(飯)と言ったら、白米を指すこともあるが、大体はナシチャンプルのことだ。

 

ナシチャンプルは白米に野菜やら鶏肉やら魚の揚げたのやらが適当に乗せてある料理。またこれが最大のポイントであるが、サンバルといわれる、ちょっと辛い唐辛子入りソースが加わる。👈これが重要。

これらを混ぜ合わせて食べる。


これがシンプルなのだが、また美味いのだ。

※サンバルについては、かなり奥が深いので、また別の機会で詳しく解説したいと思う。


私の中では、バリニーズはかなりのグルメだと勝手に思っている。

 

 

バリ島の白米は日本の米よりも多少細長く、パサパサしている印象。私はタイには行ったことがないが、タイ米に近いと誰かが言っていた。ただ私にはまったく違和感はなく、とても口に合っていて美味かった。


 

バリでは3毛作と言われるほど農業が盛ん。土壌も豊かで雨季は雨も多く、稲も果物、穀物も豊富に獲れる。近年急速に近代化したとはいえ、そういったこともバリニーズの性格の穏やかさに関係していると私は思った。

 

ライステラス

(写真はお借りしました)

 

 

またズレてきてしまったので、話をナシチャンプルに戻そう。

 


ナシチャンプルはいろいろなバリエーションがあるが、バリニーズが好んで食べるのはブンクスである。

 

ブンクスとは、ナシチャンプルを紙で包んだもので、バリの至る所で屋台や店で販売している。


このナシブンクスにも入っているサンバルのピリッとした辛さをアクセントにしながら、テ、と呼ばれる砂糖のどっさり入った甘〜い紅茶を飲むのが定番。


しかも、このナシブンクスは右手、親指人差し指中指の3本を上手に使って食べる。※この右手で食べるのもポイント。

この手で食べるのが、またなんとも言えず美味いのだ。

スプーンで食べるより遥かに美味い。


ビーチ沿いに朝必ずいる屋台のナシブンクスは300ルピア=15円であったが、私が食べたナシブンクスの中でも、ここのは最高傑作であった。


もう今じゃ、300ルピアではナシブンクスは食べられないだろうな。



またバリニーズの家庭では、朝、米や様々なおかずをどっさり作り、食卓に適当に置いておく。家族はそれぞれ好き勝手な時間に、好きな料理を食べるスタイルが一般的だった。


バリの食事が合わないという日本人も多いらしいが、私は口に合っていたようで、今でも思い出すと涎が出てくるほどだ。

👆

これが長くいれた理由かもしれない。




またバリニーズが好んで飲むものに、バリコピがあるが、これは名前の通り、バリのコーヒーである。


バリのコーヒーも独特で、コーヒー粉をお湯で溶かして、粉が沈澱してから飲む。私はもともとコーヒーは好きでないのであまり飲まなかったが、一度飲んだときに粉が下に沈殿する前に飲んでしまったので、口の中が粉だらけになって旨くもなんともなかった。飲み方が間違っていたのだ。


この頃は、コピが一杯50ルピア=2.5円の時代。



さきほど紹介した「テ」も、砂糖が沈澱してから上澄だけ飲む。


そういった飲み物で使っているのは水道水だが、必ず沸騰させて飲まないと危険なことをお伝えしておこう。


生水を口にするのは、絶対ダメである。


バリでは地下30m掘っても大腸菌が出ると言われ、生水は飲むなと口酸っぱく注意された。


ローカルでさえ、ミネラルウォーター(アクア)を飲む。


一度、生水で酷くあたったことがあり、腹痛を起こしてベモの兄ちゃんに病院に連れて行ってもらったことがある。



食べ物の話も、まだサンバルの話も途中だし、デザートや果物、アヤムゴレン(鶏肉の揚げたもの)、ソトアヤム(鶏のスープ)、バビグリン(豚の丸焼き)、パダン料理、アラック(焼酎)…etc


まだまだ全然尽きないのだが、つい長くなってしまうので、この辺で。




続く