今回はゴールデンウィーク特別企画ビックリマーク【星降る夜に…EPISODE0】をお送りしますビックリマーク
前シリーズの本編と今シリーズ【AFTERSTORY】の間の話を昨晩書き下ろしましたビックリマーク
休みの間の暇つぶしに目を通していたたければ幸いですビックリマーク
もしかして、気分が乗ったら1話だけにならないかもしれませんよ……
それでは、ご覧下さい。

-----------------------星降る夜に… EPISODE

【赤坂結】



これは、美優紀がドイツに旅立ってすぐの話だ。

何も変わりがない、今日は休みだ。
目を覚まし、ふと本棚を見ると、小学校のアルバムが目に入った。そのアルバムを手に取った。

『懐かしいな…』
陽平はアルバムを開きながら、小さな声で呟いた。

高校生になってから見るのは初めてかもしれない。

結との出会いは、小学校の入学式だった。

親と向かう入学式。

緊張と不安が入り混じっていた。

小学校に着く。

クラス表を見ると、俺は2組。

緊張の入学式が終わり、クラスに戻って自己紹介。

やたらと元気な女の子が一人いた。

『赤坂結ですビックリマークビックリマーク

うるさいくらいに大きな声だった事を今でも覚えている。

翌日、学校に行こうと家から出ると、目の前を通る女の子がいた。

『あれ?たしか同じクラスの人だよね?』

俺はその女の子に話かけられた。

『2組だけど…』

俺はそう返事した。

『やっぱりビックリマークこんな近くに同じクラスの人がいるんだビックリマーク一緒に学校に行こうビックリマーク
と手を引かれた。

『ねぇ名前教えてビックリマーク私は赤坂結だよビックリマーク結って呼んでビックリマーク

また大きな声で言う。

『柏木陽平……』と小さく答える。

『陽平君かぁ…じゃあ陽ちゃんだねビックリマークよろしくビックリマーク陽ちゃんビックリマークビックリマーク


これが、俺と結の腐れ縁の始まりだった。
昔から寝坊しがちな俺を結は毎日毎日迎えに来た。
うっとうしいくらいに。

もちろん、中学生になっても毎日毎日一緒。

まさに腐れ縁。
それからもずっと、今の今まで同じクラスだ。

というか、いまや同居人になっている。

ちょっと人見知りな俺が明るくなったのも、結のおかげかもしれないな。

そんな想い出に浸っている。

『陽ちゃん!!朝ごはん出来たよー!!何してるのー?』

結は何も変わらないな。

結はずっと結のままだ。

結が階段を駆け上がる音が聞こえる。

『陽ちゃん!!寝てるのー?』

『今行くから!!』

俺はそう返事をした。

今日も何も変わらない一日が始まろうとしていた。

-終-