無事、絵本講座を終えました。
NPO法人「絵本で子育て」センターの
修了生の学びと交流の場で
講座実演をさせていただき
真摯に、あたたかく
受けとってくれる皆さんの
力強い頷きや、涙を見て
この時間をいただけたことを
心から幸せだと思いました。
私たちは
NPO法人「絵本で子育て」センターの
「絵本講師 • 養成講座」
を受講して絵本講師になりました。
今年度も
東京会場と大阪会場で50名ずつの方たちが
子育てに絵本をいかす
「絵本で子育て」の素晴らしさを
学んでいます。
絵本講師ってなに?
そう思われる方も多いでしょう。
子どもたちに絵本を読むことの価値と
絵本を親子で楽しむ時間が
どれだけ大きな宝物をくれるか。
文字を早く覚えるとか、
頭が良くなるとか、
そういうことの何倍も
大きな、大切なものを育ててくれる。
私たち絵本講師は
そう信じて疑いません。
それを子育て中のお母さんに
お父さんに、お家の方すべてに、
子どものまわりにいる人たちに
知ってほしいのです。
私たちが学んだ絵本の力
絵本を読む時間の素晴らしさを
伝えるために行うのが
絵本講座です。
講座の中では
どんな絵本がいいのか
どんなふうに読んだらいいのかも
お伝えすることがありますが
何より大切にしているのは
なぜ絵本を読むのか、
なぜお子さんと
絵本の時間をすごすのか
ということです。
それを知って初めて
読み方も読む本も
決まるからです。
絵本講師によって話の内容も様々です。
「絵本で子育て」センターで学んだ理念は
講座の土台であり、変わりませんが
講師それぞれの経験や体験が
その人の信念を強くし
話の幅を広げ、深みを増します。
講師の人間性が問われる仕事だと
私は思っています。
そんな
考えれば足のすくむような講座を前に
いつも思うのは
「子どもたちの笑顔のために」
「子どもたちの未来のために」
ということです。
願うのは
子どもとお母さん、お父さんの幸せです。
子どもは幸せになるために
生まれてきたのです。
親は目の前の子どもを
幸せにしたいのです。
だから絵本を読んでほしい。
私たちは絵本の力を信じているから
この話を聞いてほしいのです。
来年度生の募集も始まりました。
各地で
「絵本を読んであげましょう」と
伝える仲間が増えることを
頼もしく嬉しく思います。