絵本と孫ちゃん大好き、絵本講師しみずちえこです。









6月に


保育園の保護者さん向けに

絵本のお話をさせていただくことになり


あれやこれやと練っているので


頭の中は講座のことでいっぱい。


何を伝えるか。

どう話すか。

どの絵本を読むか。



そんな毎日なので



読む絵本

開く絵本が


すべて


自分への暗示

自分へのメッセージのように

思えてしかたありません。


ちょっとこれは•••

絵本講座 症候群かしらキョロキョロ





昨日は急に

この絵本が見たくなり


 

マーガレット • ワイズ • ブラウン/作

坪井 郁美 /文 林 明子 /絵

ペンギン社





おばあちゃんから でんわが かかってきて

ぼくは ひとりで でかけた。

おうちのまえの みちを まっすぐ いって

いなかみちを まっすぐ まっすぐ••••••。

ぼくは あるいた まっすぐ まっすぐ••••••。

(本のそでの部分に書かれた文)



はい  もしもし

あ、おばあちゃん

うん、ぼくだよ


いまから?


ぼく  ひとりで  いくの?


どうやって  いけばいいの?




おうちの  まえの  みちを  まっすぐ  いって

いなかみちを まっすぐ まっすぐ

いなかみちって こわくない?


どのいえが  おばあちゃんの  おうちか

わからないよ


うん、わかった  のぞいてみるね




このみちを


まっすぐ  まっすぐ




いなかみちを  まっすぐ


これは  なんだろう

こわいものかな?




いいにおいが  する

おばあちゃんに  あげよう


まっすぐは  こっちだ



うわっ、なんだ?

こわいものかな?


じっとしてたら  いなくなった




まっすぐね


これは  なんだろう

こわいものかな


うん、おいしい

おばあちゃんに  ひとつ  のこしていこう


(文中より)



まっすぐって言われたから

歩きやすい道からそれて

(たぶん彼には歩きやすい道など見えていない。

だから、それてなどいないブルー音符)

草むらから木立に入り


途中、草むらのイチゴも食べて

(だいじょうぶかなあせる)


森の中の川もどんどん

入って渡って

(だいじょうぶかな~あせるあせる)


小さな山も

工夫して登れば平気

(なるほど~)


そして


おばあちゃんの言った通り




おばあちゃんの おうち

やっぱり まっすぐだった

 (文中より)




読んでいて

やっぱり


症候群だわ~ ショック


このみちを

まっすぐ まっすぐ


の見開きの場面で

えらく感動する。


私の道を  まっすぐ  まっすぐキラキラ




彼が歩いていく草むらや

木立や森や川、

山、空のすべてが


淡い水彩画の背景で

優しく包まれていて

こわいものは何もなく


彼の歩みを応援しているよう。




この絵本はしばらく

イーゼルに立てて飾っておこう。




あ、それから

最後におばあちゃんの家で

彼が食べたみたいに


やり終えたその日に

大きなケーキを食べよう爆笑

彼の顔と同じくらい大きい

チョコレートケーキ飛び出すハート