わたし達の生き様は

取れないかさぶたを増やす一方



かさぶたが

剥がれたあとの皮膚が

どんなかを知っているのに



自然に剥がれ落ちることを拒み

恐れを感じる



時に

無理やり剥がして

痛みを繰り返すのは



このままここに

留まってはいけないという

焦りと反動なのだろうか



かさぶたを作ってしまう自分を

責めているのだろうか



傷を乾かさなければ

皮膚にかさぶたはできず

細胞は死なない



かさぶたにまで傷をつけて

取れなくなるほど厚くして

動くたびに痛がってる



かさぶたばかりを増やしている

わたし達の生き様









❇︎ところで、かさぶたが出来ると傷が治ってる証拠と思ってたよね…