おはようございますほっこり


定期的に行われる採血💉
項目が沢山あるので、細かい事までなかなか
覚えれないんですよねアセアセ


昨日来られた患者さんで、e GFRが2年連続
低く、少し気になる…おじいちゃんという方が注意

その他は血圧も毎年高く、要再検査に注意




『e GFR』は腎機能の指標で、尿たんぱくとか
クレアチニンとか、他の、腎機能指標は正常
だから問題ないんだろうけど…
血圧が高いのは何か関係がありそうキョロキョロ
詳しく知らないので、調べていきます鉛筆






  e GFR (推算糸球体濾過量)とは?

eGFRは腎機能をあらわす指標です。

estimated Glomerular Filtration Rateの略で、

日本語では推算糸球体濾過量です。


 年齢、性別、血清クレアチニン値(または

血清シスタチンC値)を用いて計算します。


腎臓では糸球体で、血液を濾過して尿を作っ

ています。


糸球体で濾過される量が糸球体濾過量(GFR)

で腎臓の働き具合を示す数字です。


腎機能が悪くなると、糸球体濾過量(GFR)

は低くなります。 


糸球体濾過量(GFR)を正確に測るには、

イヌリンという物質を点滴し、点滴する前後

で決まった時間に飲水、採血、検尿する方法

があります。


大変手間がかかる方法で通常の診療では行わ

れません。


次に正確な方法は24時間尿を溜める方法です。

24時間すべての尿を貯めないと正確に測る

ことができません。

入院中であれば比較的簡単に行うことができま

すが、外来では24時間すべての尿を溜めるのは

大変かもしれません。


より簡便に、1回の採血で糸球体濾過量を推算す

る方法が推算糸球体濾過量、eGFRです。

なるほど~ひらめき電球糸球体濾過量(GFR)は採血ではわからず、計測が大変だから、それを推測したものが、推算糸球体濾過量(e GFR)なのかニコニコ




  血清クレアチニンによるeGFR

eGFRは、年齢、性別、血清クレアチニン値

(または血清シスタチンC値)を用いて計算

します。


血清クレアチニンや血清シスタチンCは

腎機能が悪くなると体にたまり高くなります。



eGFRは腎機能が悪くなると低くなります。 


血清クレアチニンは糖尿病、高血圧、腎臓病、

脂質異常症(高脂血症)などの病気で通院中

の場合や健康診断などでよく検査する項目です。


腎機能が低下しても、血清クレアチニンが正常

範囲内にとどまっていることがよくあります。


このような時は、eGFRを計算すると腎機能が

下がっていることが判明します。

 eGFRが60を下回ると、腎機能は低下している

と考えます。


  e GFRが低い原因

大まかに3パターンあります。 


①高血圧・糖尿病などの生活習慣病が原因 

②免疫や遺伝の病気が原因 

③筋肉量などが原因で腎臓に異常はない(次項)


この3パターンの中でどれに当てはまるかを

調べるために、腎臓の特別な採血、尿検査、

エコー検査を行ないます。


腎臓という臓器は、障害を受けても原則症状

は出ません。 

採血でこのeGFRを調べることでやっと腎臓

が悪くなっていることがわかります。

原則、1度悪くなった腎臓は回復しないので

早く見つけるのが望ましいです。



  eGFRが不正確になるケース

eGFRは糸球体濾過量(GFR)を推算する値

であり糸球体濾過量そのものではありません。 


75%の人が、実測GFR±30%の範囲に入る

程度の正確度です。 

血清クレアチニンは筋肉量に影響を受けます。


筋肉の病気や、寝たきりなどで筋肉量が少なく

なった場合は、血清クレアチニンは低い値にな

ります。


血清クレアチニンが低いと、計算上、eGFRが

高くなってしまいます。


筋肉量が少ないと、実際は腎機能が悪くなって

いるのに、eGFRが良い値(高い値)になります。


運動をよくされている方で筋肉量が多い場合は

血清クレアチニンが高い値になります。

血清クレアチニンが高いと、計算上、eGFRが

低くなります。


筋肉量が多いと実際は腎機能が悪くないのに、

eGFRが低くなることがあります。


お肉を食べたあとや、一部の薬剤の影響で

血清クレアチニンが高くなることがあり、

それによりeGFRが低くなります。




  eGFRと慢性腎臓病

①尿蛋白などの尿異常、画像診断、血液検査で

 腎障害が明らかな場合


②GFR60未満


①②のいずれか、もしくは両方か3ヶ月以上

続くと慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)と診断されます。



慢性腎臓病にはいろいろな病気が含まれます。

糖尿病性腎症、高血圧に合併する腎機能低下、

慢性糸球体腎炎、多発性嚢胞腎などさまざま

な病気が原因で腎機能が低下し、慢性腎臓病

と診断されます。



  eGFRが低い場合に行う追加検査

eGFRだけで腎臓の障害を測定するには不十分

なため、腎臓の詳しい採血や尿検査で総合的

に評価します。


とくに以下の検査項目を調べます。 


『シスタチンC 』

クレアチニンは体格が良い若い男性のような

筋肉量が多い方では、不正確になります。 

シスタチンCという別の採血項目を使用して

筋肉量が多い人でも正確に出るようにします。


『尿タンパク』

健康診断などで行われている尿タンパクの

検査は、マイナス、1+、2+のような形

で結果を出しますが、更に詳しくタンパク

が何g出ているかを調べます。


『腎臓のエコー検査』




  腎機能の改善方法は? 

大前提として、一度悪くなった腎機能を改善

させることはできません。


しかし、現在の腎臓を状態を守っていく方法

はあります。 


塩分を減らすなどの腎臓の食事療法 


腎臓リハビリテーションと呼ばれる運動療法


腎臓を守るRAS系阻害薬、SGLT-2阻害薬を

 中心とした薬物療法 など