先日、私の祖父に久しぶりに会いましたひらめき電球

92歳のおじいちゃん。

年齢のわりに背筋がピンとして、昔からハンチングの帽子が似合うおじいちゃん。

でも、認知症なんです……。

息子が生まれてすぐ、退院してきてすぐの頃に会ったときはまだ少し色々なことを思い出せるような感じだったけど、

息子も9ヶ月。

おじいちゃんにも同じだけの時間が流れて、この9ヶ月の間にまた少し痩せて小さくなって、色んなことを忘れてしまったようです。

そんな父親を見る私の父はどんな気持ちなんだろう?

親に自分のことを忘れられちゃうってどんな気持ちなんだろう?

どんどん老いていく自分の親を見るってどんな気持ちなんだろう?

孫の私ですら悲しいのに、父の気持ちを考えると余計に悲しい気持ちになります。




それと、食事に向かう道のアスファルトの小さな小さな亀裂で、おじいちゃんがつまずいて転んでしまったんです。

私と妹と母は、ちょっと素敵な雰囲気のお庭の方に気をとられていて、

父はそばについていたけど、たまたま寄り添っていない時で。

ドンという鈍い音で振り返ったらおじいちゃんが倒れていました。

幸い大事には至らなかったけど、すごくすごく後悔した。

もっとゆっくり歩いていれば。
お庭なんて見ていないで、隣を歩いていれば。
直前のお散歩をもっと短くしていれば……。

息子の抱っこ紐用に保冷剤を持っていて良かった。打ってしまったところはすぐに冷やすことが出来ました。

でも、すごく怖い思いをさせちゃったよね。

ごめんね。ごめんね。




息子のめざましい成長。

ふにゃふにゃだった赤ちゃんが、首も座り、起き上がれるようになり、腰も座り、寝返りをして、つかまり立ちもして、毎回150㌘以上の離乳食をモリモリ食べる。

おじいちゃんはその逆。

自分の息子のこと、孫のことも忘れちゃって、食も細くなり120㌘のごはんがやっと。




でも、忘れちゃっても、赤ちゃんの存在はそこにいる人を笑顔にしますね。

おじいちゃんも、ハイハイしたりテーブルにつかまって立っちするひ孫を見てニコニコ音譜

「頭ぶつけるなよ~」
「握手~、握る力強いな~」
「そんなとこ舐めちゃダメだよ~」

と笑顔でたくさん声をかけてくれ、新生児のときは「怖くて抱っこしたくない」と言っていたのに、今回は抱っこしてくれましたお願い

おじいちゃんも、母方のおばあちゃんも、

旦那くん側のおじいちゃんおばあちゃんも、

元気でいてくれている間は出来るだけ会って、話して、祖父母孝行したいなぁ。