20日に発売されたバンダイのお求め易いソフビの内のひとつ

パゴス

パゴスがバンダイの定番ソフビでリリースされるのはこれが初めて

現在のバンダイ ウルトラ怪獣シリーズの178に位置するソフビ
地底怪獣 パゴスがデビューした番組は、1966年(昭和41年)作品「ウルトラQ」第18話(製作No.24)であり、スーツは東宝の怪獣映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」(1965年)に登場した地底怪獣=バラゴンのスーツが流用され、バラゴンの頭部を切り離し別の頭部を取り付けてパゴスにしたというのが特撮ファンには有名  「ウルトラQ」に登場した怪獣の中でも正統派な怪獣になるのでオールドファンも多い  

パゴスにされたバラゴンのスーツの胴体は、更に別の頭部が取り付けられ「ウルトラマン」(1966年)では透明怪獣 ネロンガとして登場した(その後、頭部はそのままに地底怪獣 マグラー、ウラン怪獣 ガボラへと更に改造され流用された)
1983年からのバンダイの定番ソフビでネロンガの方は度々リリースされ続けてるけど
パゴスの方は全くバンダイのソフビではリリースされてなかった
近年のウルトラシリーズの番組は、新怪獣だけでなく昭和のウルトラ怪獣の再登場も常に組み込んでる  パゴスも新規のスーツが製作され53年ぶりの登場となった「ウルトラマンタイガ」(2019年)、そして「ウルトラマンZ」(2020年)、「ウルトラマントリガー」(2021年)と続けて登場したから、パゴスもバンダイのソフビで出せやと、ふと思ってたけど、ついに今年の「ウルトラマンデッカー」第6話に登場したタイミングに合わせてバンダイソフビが出た
まぁ、造形は「ウルトラQ」に登場したパゴスでなく、新規に製作され現在の作品に登場してるスーツをモデルにしてる
四つ足怪獣でなく、人が入って演じてる四つん這い怪獣
ネロンガも新規のスーツが製作され近年の作品に登場してるし、パゴスも新規のスーツが製作されてるので、一緒に登場させることができるはず
かつてのパゴスとネロンガのスーツは東宝のバラゴンの胴体を流用してたので、一緒に登場することは不可能だった  バラゴンの胴体を現在の造形スタッフが再現したのが2つあるのか
「ウルトラマンデッカー」第6話の予告編では、パゴスの姿だけしか見えず、あとは得体の知れない触手みたいなのが見えてた
第6話の中身を見たら地底怪獣 パゴスだけでなく、地底怪獣 グドンも出てきた  予告編での得体の知れない触手は、グドンの両腕のムチ(振動触腕)だった
グドンのデビュー作は「帰ってきたウルトラマン」(1971年)
グドンの相棒(餌)であるツインテールではなく、パゴスとグドン  地底怪獣という別名が共通してるけど、こんな組み合わせが映像作品で見られるとは
まぁ、グドンの方はパゴスよりも先に近年の他の作品での再登場が幾度かあったので、パゴスがんばれ!
更にグドンだけでなく、地底怪獣 テレスドンも出てきた  これも別名が地底怪獣  デビュー作は「ウルトラマン」(1966年)
テレスドンもパゴスよりも先に他の作品での再登場は幾度かやってたので感激は半分だけど、パゴス・グドン・テレスドンという組み合わせが刺激的
グドンだけにしとけば良いのに、やはりグドンの相棒(餌)であるツインテールも出てきた  しかも別名は古代怪獣だったのに地底怪獣にされてるし、1匹だけじゃない
グドンと同じくツインテールのデビュー作は「帰ってきたウルトラマン」(1971年)
ツインテールの再登場もパゴスよりも先に他の作品で幾度かやってたのでビビらない!  こんなに複数いるかのように編集されてる映像にビビった(笑)
令和版「ウルトラマンティガ」とされた昨年の「ウルトラマントリガー」も昭和ウルトラ怪獣の再登場があって、「ティガ」じゃないじゃんかとか思ってたけど、令和版「ウルトラマンダイナ」とした今年の「ウルトラマンデッカー」も昭和ウルトラ怪獣の再登場が設けられ、「ダイナ」じゃないよな(笑)
でも、昭和ウルトラ怪獣のこんな組み合わせが見られるのは嬉しい!
おっと、この記事の主役ソフビは、このパゴスのバンダイソフビ