1973年(昭和48年)作品「鉄人タイガーセブン」  第25話「恐怖の大サーカス マリオネット原人」
これまでタイガーセブンによって悪巧みを邪魔され続けてきたムー一族のギル太子は、戦闘指揮官である黒仮面を現場に送り込む  黒仮面はマリオネット原人を引き連れて赴く
ダイガーセブン=滝川剛を含めた高井戸研は、ムー一族の本拠地が近くにあると睨んる長島温泉に来ていた  そこでは矢野大サーカスが
サーカスの団員であるピエロと、団員と共に全国を廻ってるという少女・冬子  とても仲が良さそう
しかしピエロには、黒仮面とマリオネット原人が襲いかかる
黒仮面はピエロを殺して、マリオネット原人がピエロに憑依してしまう
それを冬子は見た
ムー一族の本拠地を探るため、長島温泉付近を調査する高井戸研のメンバーたち
ピエロにマリオネット原人が憑依してることを知っている冬子は、ピエロを避けてる  ピエロは、元のピエロの自我意識がそのまんま生きてるみたい
高井戸研のメンバーであるジュンの弟・次郎は、いつの間にか冬子と友達に  ピエロから逃げ出す冬子は、次郎と一緒に遊園地へ
次郎と冬子にソフトクリームをおごるはめになったジュン
そしてジュンは、マリオネット原人が憑依してるピエロに拉致される
ジュンは、ナイフ投げの的に
そこへ冬子
「やめて!投げないで、ピエロさん!」「お願いピエロさん!お姉さんを助けてあげて」
黒仮面「ええい!構うことはない!」「二人もろとも串刺しにしてしまえ!」「ムー大帝に背く気か?」
ピエロ「許してくれ、冬子」
マリオネット原人が憑依してるピエロだけど、元の自我意識はかなりそのまんまで強い
そこへ次郎から知らせを受けた滝川剛=タイガーセブンがブランコにぶら下がり登場
ピエロはマリオネット原人に変り、黒仮面と共にタイガーセブンを迎え撃つ  タイガーセブンが黒仮面&マリオネット原人を迎え撃つ
どこかのビルの屋上にマリオネット原人を追いつめるタイガーセブン  高井戸博士が乗ってるヘリも飛んでる
マリオネット原人がビルから飛び降りると、いつの間にか黒仮面が用意してたボートの上に  高井戸博士たちのヘリが追跡するが、結局は逃げられてしまう
高井戸博士は、長島温泉を中心とする半径20㎞圏内の海底にムー一族の本拠地があると断定
そんな話をしてる時に、タイガーセブン=滝川剛はこんなことを言う
「先生!」「俺、分からなくなってきたんです」「俺達はいったい、何のために戦うのか?」
そりゃあ、ムー一族から人々を守るためだろうよ  まぁタイガーセブンの戦いは辛かろうよ  分からない人は、ピープロ作品「鉄人タイガーセブン」がどんな番組だったのか、各自ネット等で検索してみるといい(笑)
ほらっ!高井戸博士までも辛そうな顔
冬子「私、お友達がいないの」「お友達になっても、すぐお別れしなきゃならないんだぁ」
次郎「どうして?」
冬子「私、日本じゅうを廻って歩いてるからなの」「次郎君も東京に帰ったら、私のことすぐに忘れちゃうんでしょうね」
次郎「忘れないよ!僕!」
冬子「本当!」
次郎「約束するよ!」
そんな二人を、渡し船に乗せて遊ぶタイガーセブン=滝川剛
そこへ現れる、マリオネット原人と黒仮面
滝川剛はタイガーセブンに変身  またマリオネット原人と黒仮面を迎え撃つ
しかし、そこへ突如入ってくる冬子
「殺さないで!」「ピエロさんを許してあげて!」
マリオネット原人「冬子…」
黒仮面「おもいしれ!タイガーセブン!」
剣を投げつける黒仮面
黒仮面が放った剣をタイガーセブンは交わすが
冬子に当たってしまう
マリオネット原人「ふゆこーっ!」
激しく駆け寄るマリオネット原人  タイガーセブンは自分の失態に力抜ける
ボコボコにタイガーセブンを責め立てるマリオネット原人
タイガーセブンの眼には、涙
容赦なくマリオネット原人に指示を出す黒仮面
「殺れーっ!」「タイガーセブンを殺すのだ!」
しかし、やる気ないマリオネット原人  しくしく泣くタイガーセブン
仏心を出してしまったマリオネット原人は、黒仮面が投げつけたナイフを背中に喰らう
マリオネット原人(ピエロ)は、冬子の名を呼びながら、冬子の遺体と手をつないで死んだ
怒りに燃えるタイガーセブン  これまでレギュラー敵怪人だった黒仮面を倒す
タイガーセブン「もう、こんな思いは沢山だ!」
せっかく友達になったのに、冬子は死んでしまった  泣き続ける次郎
「冬子ちゃぁーん」
そんな次郎を見ているタイガーセブン=滝川剛
「元気でな!次郎!」
ナレーション「どこへ行くんだ剛!」「戻れ!高井戸グループに戻るんだ!」
タイガーセブン=滝川剛「嫌だ!俺の道を行かしてくれ!」「いやだっ!」