1978年(昭和53年)作品「スパイダーマン」(東映版)  第13話「ドクロ団 対 悪魔の霊柩車」
鉄十字団の南米支部から送られてきたカメレオン  モンスター教授は、このカメレオンをマシーンベムに利用するつもり
アマゾネスは、マシーンベムに改造するための人間を用意してたが、モンスター教授には気に入ってもらえず  モンスター教授はマシーンベムに改造するための人間を自ら選ぶため専用車を走らせる  専用車に霊柩車を選んでるのは、警察の検問に引っ掛かったとしても怪しまれる事がないからだと
その霊柩車に絡んでくるドクロ団という暴走族  モンスター教授は、アマゾネスに暴走族を蹴散らせと命ずる
アマゾネスは暴走族を蹴散らすが、一人だけ真正面から向かって来るやつがいて反対に蹴散らされる  この活の良さに目をつけるモンスター教授  ドクロ団のリーダーである天野正夫という若者であった
ドクロ団に絡まれるスパイダーマン=山城拓也  オートバイが好きな拓也は、他人に迷惑をかけてるドクロ団が気に食わずムカムカ
ドクロ団の天野正夫をずっと監視するモンスター教授  モンスター教授はドクロ団に絡まれてる男がスパイダーマンだとは知らない
超能力に優れてるスパイダーマン=拓也は、ドクロ団に絡まれながらも不審な霊柩車が気になってたが、そこに宿敵であるモンスター教授が潜んでるとまでは見抜けず
ドクロ団にボコボコにされるスパイダーマン=拓也
そこへ突如現れケンカを止めに入る爺さん
正夫「おっ!親父!」
爺さんは正夫の父親だった  ドクロ団は退散
ドクロ団の退散と同時に不審な霊柩車も姿を消したことに気づいた拓也=スパイダーマンは、霊柩車の方の行方を捜す  自分が幼少期に初めて知ったスパイダーマンはこんな車に乗る(笑)  スパイダーマシン GP-7  まぁ自分が物心つく前となる2歳の頃の作品だから、記憶した頃はもう過去の作品として本の写真等で初めて知った
車に乗らず自分の身体でも追跡するスパイダーマン  怪しい森は見つけたが、霊柩車の行方は突き止められず
正夫の父親は、かつて天野写真館という店を開いてた  ひとり息子の正夫に写真館を継いでほしかったらしいが、正夫はレーサーになりたいと  母親は交通事故で亡くなっており、断固としてレーサーになることを反対したら、正夫は家を飛び出し暴走族のリーダーになってたんだと  スパイダーマン=拓也は、宇宙考古学の権威であった父親の後を継がずレーサーになった身
拓也「俺達は、自分でもわけが分からないほど、暴れたい時があるんですよ」「俺も、親父の言うこと聞かず、ずいぶん困らせたもんですよ」「あっ 彼はそのうち、自分のやってることがバカらしくなって、きっとここへ帰って来ますよ」
正夫の父親「ありがとう」「あんたにそう言われると、わしも生きる希望が湧いてきたよ」
ドクロ団のリーダーである正夫は、モンスター教授の御目がね通りの死をも恐れぬ青年  カメレオンと正夫を合体させマシーンベム 暴走獣に改造することを決定する  勝手に何様だ!お前たちは!
今は亡き父親の部屋に佇むスパイダーマン=拓也  わがままばかり言って苦労をかけてたことを、心の中で詫びるのであった
父親の所へひょっこり戻る正夫  喜んだのもつかの間  突き飛ばされる父親
父親から金を取る正夫
正夫「しけてやんな」「働きのない親父は困ったもんだ」
父親「お前なんか息子じゃない」「二度とこの家に帰ってくんな!」
正夫「じゃあな!」
その直後、正夫は鉄十字団による故意の事故により救急車へ
「まさおーっ!」「まさおーっ!」
正夫が交通事故だと連絡を受けたスパイダーマン=拓也  正夫は、どこの病院にも収容されてなかった  あんなバカ息子だが、自分にとってはたったひとりの子供なんだと言う父親  拓也は正夫の行方をきっと突き止めると約束する  拓也は正夫の父親に、自分の親父の面影を重ねたいた  
よたよた歩いていた正夫の父親は、車と接触  その車に乗ってたのはアマゾネス
正夫の父親は、正夫を運んでいった救急隊員と同一だと見破り、車の後を追う
スパイダーマンも霊柩車の反応が消えた怪しい森の付近を再び捜索  日本家屋とスパイダーマン  自分は全く違和感無し(笑)  自分が幼少期に初めて知ったスパイダーマンは日本のだから
正夫の父親は、アマゾネスが乗った車を追って鉄十字団のアジトを突き止める
そしてスパイダーマンも  霊柩車と救急車も確認
正夫の父親は、拓也=スパイダーマンが近くにいること知らず  電話で拓也に連絡しようとするが、アマゾネスに射殺されてしまう  何か言い残すこともなく、ほぼ即死
スパイダーマンから逃れるモンスター教授
スパイダーマンがアジトに潜入すると、カメレオンの怪人が登場  舌から緑の汁を吐く  溶解液
「親の愛に泣く男、スパイダーマン!」
このカメレオンのマシーンベムは、正夫とカメレオンが合体させられた暴走獣  もう正夫としての記憶も無く、スパイダーマンの声も届かず  そして巨大化
個人的には″待ってましたァー!″なマーベラーの登場  スパイダーマンは、スパイダーマシンGP-7に乗ったままマーベラーに搭乗する
そして、マーベラーは巨大ロボ レオパルドンに変形  自分は、スパイダーマンは巨大ロボに搭乗するのが普通だと思ってる!  なに?(笑)  ただ残念なのは、レオパルドンと暴走獣が絡み一緒に映るシーンが無い(涙)  東映スパイダーマンの巨大戦はお粗末なのでも有名(笑)  しかしこれがあったから、スーパー戦隊シリーズの番組スタイルが誕生し定着した
レオパルドンのソードビッカーで呆気なく倒される暴走獣

「たったひとりの子供なんだよ」
「人間にとって最も尊い親の愛情を踏みにじったモンスター教授をいつか、この手で倒してやると、山城拓也は心に誓った」