1973年(昭和48年)作品「イナズマン」 第12話「母の仇バンバ対イナズマン」
前回となる第11話でイナズマン=渡五郎は、15年前に死んだと思ってた母と再会したが、母は新人類帝国のミュータンロボ・バラバンバラにされていた  母は本来の意識を取り戻すが帝王バンバに殺されてしまう  その直後とされるところから第12話が始まる  怒りに燃えるイナズマンは新人類帝国の帝王バンバが潜むアジトを突き止めるためファントム兵士たちを追う
すると突然、地割れが起こりイナズマン=渡五郎は謎の洞窟に落ちてしまう
その洞窟を辿っていくと新人類帝国のアジトらしき建物があった
その新人類帝国のアジトらしき建物に潜入した五郎の前には新人類帝国のアクマバンバラが立ちふさがる  五郎はサナギマンに変身しようとするが、地割れから洞窟に落ちた時に左肘を負傷したため変身できず
アクマバンバラを逃れた五郎は、新人類帝国の捕虜たちが働かされてる所に転がり込む  捕虜たちの中には、取って付けたかのようにシスター(修道女)がひとり紛れ込んでいる  捕虜たちは五郎を匿うのであった
これまで捕虜の中には新人類帝国を逃げ出した者がいるがみんな殺されたという
シスターは命を粗末にしてはいけないというが
「こんなとこにいるなら、殺された方がましだ」
「おらぁ 会いたいんだ、妻や子供に」と捕虜1名が
「私だって、母さんに会いたい」
会いたいなら戦うべきだと五郎
シスターは「戦いはいけない!」と止めるが五郎は全く聞かない
 母の仇である帝王バンバを倒すことだけ考える五郎
捕虜の中に新人類帝国のアジトを案内してやるという奴がひとり  彼も帝王バンバに家族を皆殺しにされたとかで復讐に燃えてる
その捕虜の案内で帝王バンバの居所らしきところに辿り着く  そして帝王バンバが現れる
しかしこの帝王バンバは人形であり、ここまで案内した捕虜のひとりはアクマバンバラの変装だった  罠にはめられた五郎の左肘の負傷は悪化し、ここでもサナギマンに変身できず
結局、五郎はまた新人類帝国の捕虜たちが労働させられてる所へ舞い戻る  そして捕虜たちと一緒に洞窟へ逃げるが先は無く行き止まり  アクマバンバラは洞窟の入り口に爆弾を仕掛けて五郎や捕虜たちを生き埋めにするつもり
五郎はまたアクマバンバラに立ち向かおうとするが、シスターは止める
「戦いはいけません!」
「君はまだそんなこと言ってるのか!」
「みんなを見殺しにしろというのか!」と五郎
刻一刻と近づく爆弾のタイムリミット
するとシスターは「みんなをお願いします!」と言い残し、爆弾を抱え移動させドッカァーン!
「シスタぁーッ!」
「君はこんなにも、みんなのこと思ってるのに、俺は自分の事だけ考えていた」
「みんなを危険な目に合わせた俺を許してくれ!」
「君の気持ちは決して無駄にはしない!」
「会いたい…」
「母さん…」
シスターのおかげで助かったと喜ぶ捕虜たちは一斉に逃げ出す
「俺たちは助かったんだ!」
しかし、上空からはアクマバンバラが率いる戦闘機部隊が現れ、捕虜たちは次々に
結局は誰ひとり助かる者はいない  捕虜たちは全滅  シスターの死も虚しく
怒りに燃えまくる五郎はアクマバンバラとの決着を付けるため、なんとかサナギマンに変身  爆撃に耐えながらエネルギーを蓄え
イナズマンになり、ライジンゴーでアクマバンバラの戦闘機部隊を迎え撃つのであった