これは、2013.01.13にアップしてる内容に重複するけど、この場(テーマ)で改めてアップ

1998年作品「ウルトラマンガイア」 第29話「遠い町・ウクバール」
この回のメインとなる登場人物は、特捜部隊XIGの中で力自慢の陸戦型となるチーム・ハーキュリーズの吉田リーダー
そして吉田の幼なじみである庄司(中央の人物)
 庄司は宅配のバイトを始めたが、宇宙人と一緒にトラックに乗ってたと吉田に話す
庄司がバイト先で一緒になった配送ひと筋25年という永田  この永田は自分がウクバールという町から来たと思い込みいつもその話ばかり  他の仲間たちからウクバール・永田と呼ばれ変人扱い
仕事中に永田からウクバールの話をしつこく散々聞かされる庄司
「ウクバールという町ではね、いつも風が吹いてるんだよ」「空には大きな塔や小さな塔が幾つも浮かんでる」「そして塔の天辺には黄色い風車がカラカラと音をたてて回ってるんだよ」
「ウクバールの町にはね、階段というものは無いんだよ」
「というわけでね、ウクバールの町はね、時たま雲の中に入ることあるんだよ」
「そのうえウクバールにはね、楽団もあるんだよ」
「そしてウクバールにはね、西風が吹くとね、サーカスがやってくるんだよ」「そのサーカスがね…」等々…
永田は配送の仕事をしながらウクバールへの帰り道を探してるんだと
「ウクバールには時計というものが無いんだよ」「だから夕方になるとね、大きなサイレンが鳴るんだよ」「するとね、大人は仕事を止め、子供は遊ぶのを止めて、みんな家に帰るんだ」「ウクバールは、どっかにあるんだ」「だって俺の故郷なんだから」 

疲れはてた庄司は言ってしまう 「ウクバールはあるよ おっちゃんの頭の中にな」
「おっちゃぁーん!」「ダメだよ ウクバールなんて夢みたいなことばかり言ってちゃあー!」「人間はね、現実を見なきゃぁー!」
庄司は吉田に、永田のおっちゃんが地球人であることを証明してあげてほしいと相談するのであった
庄司の放った一言で、自分に疑問を抱き始める永田
「ひょっとして、ウクバールは何処にもないんじゃないか?」
「25年近く探しても探しても」
「ウクバールの町が見つからないのは、あの町が俺の頭の中にしか無い町だからじゃないのか?」
吉田のクルーとよく一緒に汗を流す高山我夢(=ウルトラマンガイア)  我夢は、永田が生まれ育った家を思い出せば、自分が地球人だと納得するだろうと調べたら、その永田の生まれ育った家は間違いなくちゃんとあった  空家になってたけど

庄司はバイトに出勤すると、永田は無断欠勤  今までにそんな事は無かったらしく、庄司は永田のおっちゃんが心配でアパートへ見舞に  吉田は永田が現在住んでるアパートの付近で磁波の歪みがあるというので調査に来たのだった  でもって怪獣が出現する
ルクー(ルクーリオン)  永田がいつも思い続ける空中に浮かぶ町・ウクバールの守護獣とされる  永田を迎えに来たのか?
「ルクーーぅッ!」
ウルトラマンガイアも出現するが、ルクーの進行を止めることできずで軽く蹴散らされる  全く歯が立たないガイア
最後は何処からともなくサイレンが鳴り響き、ルクーは姿を消すのであった
「ウクバールでは夕方になると大きなサイレンが鳴るんだ」
「そしたら、みんな家に帰るんだ」by永田
その日以来、永田も忽然と姿を消したのであった  本当に謎の出来事
「永田は、幼い頃に見たカレンダーの中の町を、自分の故郷だと思い込んでいた ただの風変りな男だったのかもしれない」
「でも もしかしたら、ウクバールは何処かに本当にあって、永田はようやくそこに戻ったのかもしれない」
「あの男には、ウクバールが必要だったのかな」
自分もウクバールからのお迎えをいつも待ってる  自分にとってのウクバールとは、働かずでも欲しい物がいっぱい手に入る町(笑)  全く興味なく面白くないお勉強とか仕事とかもなくて、好きな特撮の事ばかり考えて遊んで生活できる町  まぁ自分がいる現実世界で有り得るかもしれないウクバールからのお迎えとは、ロトでの高額当選か(笑)  いつでも俺はウクバールに帰る気満々!(笑)  まぁ本当に遠い町なんだろうけど