父から聞いた話なので、どこまでが本当かわからないけど
父は、警察官とその愛人の間に産まれたそうで
(でもキョウダイは3人他のキョウダイとは親が違うのかな)
そして、大工さんのおうちに引き取られて育てられた
高校生の頃、実の母に会いたいと叔母に相談したら
『あっちは、あんたの居場所も連絡先も知っとるそれでも何の連絡も無いっていうのは、そーゆーことだで、やめときなさい』
って言われたそう
それでも会いに行きたかった父は、勇気を出して会いに行った
けど、あと少しってところで、怖くなって辞めたそう
切ないね
いつも思う
不思議だよね
捨てられても、育ての母に愛情もらってても、無条件に産みの母の愛情が欲しくなる
きっと確認したくなる
自分の存在価値を
『ごめんね、愛してるよ』
きっと、その一言で色んな穴が塞がるんだろうな
このエピソードは、高校生のムスコを持つ私には、胸をぎゅっと掴まれる感じ
なので、こんな生い立ちを知ってる親戚は、父と私の問題も
『あんたのお父さんは可哀想な人だで』
で片付けられてしまって
何だか、納得行かなかったなぁ
父は、親ってこんなかなー
家族ってこんなかなー
って、教科書通りに真似てみたり、悩んでみたりしてたのかな
実は、母も6人キョウダイで産まれたけど、施設に預けられて、床屋の跡取りとして引き取られたという
なので、父も母も捨てられた子同士で結婚
長女と会った時に、モヤモヤしてた元旦那さんの実家に行った時の話を色々と詳しく聞いて
次女から聞くのと違って、だいぶ孫としては呆れちゃうジジババだったらしく
さすが、元旦那を育てた人たちなんだなーと感じたらしい(嫌味よね)
私の父は、色々あったかも知れないけど
『〇〇(私)のベースは、〇〇の父の子育てなんだから、やっぱりちゃんとした人だったんだよ』
私の中で悪者の父だけど、長女が父を認めてくれる言葉をくれて、素直に嬉しかった
亡くなったから、少しずつ、私の中で嫌な思い出を封印して
父が私の父らしくいた頃を誇らしく思えるようになってきたのかも知れない
それが『許す』に繋がるなら、それもいいなと思う
私の人生の課題なのかなーって思ってた時期あったからね
『人を許すこと』
憎しみや恨みに使うパワーがあるなら、愛したり包み込むパワーにしたいもんね
長女の言葉、父に届いたかな
そして、そーやって人を分析出来る長女を尊敬する
向いてないって言うけど、やっぱり一人一人と向き合う幼稚園の先生は、長女に合ってるんじゃないかと思ったりね
長女からも学ばせてもらおう