八重子ばぁ、
今までありがとう。
お父さんのいない私達にとって祖母となり父親となり、お母さんと一緒に私達を育ててくれたこと、感謝してもしきれません。
お米、野菜、着物、洋服…
なんでも作れる八重子ばぁをとても誇りに思っていました。
気が強く男勝りだけと近所の人にも頼られる八重子ばぁは自慢のおばあちゃんでした。
でも、その気の強さと男勝りな性格は、私が受け継いでいるので、安心して下さい。
私が反抗期になってからは、話もしなくなり、いつも素っ気ない態度をとってしまってゴメンなさい。
でも、心のなかではいつも反省してました。
いつかこう言う日が来ると分かっていたし、昔みたいに普通に話ができるようにしなくちゃ恩返しできないって思ってはいたけど、なかなかうまくできないまま、八重子ばぁが入院してしまいました。
でもまたいつもの入院みたいにすぐに元気になって退院してくると思っていたけど、八重子ばぁは泣いてばかりで今回はちょっと様子が違うようにも見えました。
八重子ばぁもなんとなく限界を感じていたのかな?
それほどしんどかったのかな?
八重子ばぁが元気なうちに恩返しする事ができず、ゴメンなさい。
優しい言葉もかけてあげれずに、ゴメンなさい。
入院中、なんどか八重子ばぁの病室に泊まる事ができたことがせめてもの救いです。
最後の夜も側にいてあげられて良かった。
八重子ばぁの最後をみんなで見守れて良かった。
八重子ばぁが意識のある時に最後に会ったのは8月20日でした。
帰り際、私が手を振るととても嬉しそうな顔をした八重子ばぁ。
あの表情が今でも忘れられません。
あの八重子ばぁのあの顔、ずっと忘れたくない。
いつも自分が死んだらお母さんが1人になってしまう事を心配してたね。
お母さんはお兄ちゃんと私達家族で支えていくから心配しないでね。
八重子ばぁは、天国からお母さんを守ってください。
今までたくさんたくさん頑張ってきたんだから、これからはゆっくり休んで下さい。
じぃちゃんやお父さん、てっちゃんには会えたかな?
私達や子供達の話をたくさんしてあげてね。
今まで、ほんとうにありがとう。
ほんとうにゴメンなさい。
98年間、お疲れ様でした。
八重子ばぁ、大好きだよ。
さようなら。