久しぶりに、ピアノの話題です。

アコースティックピアノに電子ピアノの機能を付加させた「消音装置」というものが発売されてから、もうずいぶんたちますが、その後、ヤマハのサイレントピアノ、カワイのエニタイムピアノのように、はじめから消音装置がついたものも発売されて、最近では、新品ピアノの販売台数のうち、半数近くが消音装置付きというデータを出しているお店もあります。地域にもよるとは思いますが。


サイレントピアノ


その中でも、アップライトピアノに取り付けるタイプには、賛否両論で、本来の基準のタッチ調整の範囲内からはみ出る調整をしなければならない部分があるためです。

しかし一方で、一般に使用されているピアノのタッチの調整には、許容範囲があり、けっこうばらつきがある状態で使われているケースが多く、消音装置を取り付けるためには、かなりシビアにすべての鍵盤のタッチをそろえる必要があるため、むしろ弾きやすくなったという人も多いです。


そんな中でもグランドピアノに初めから消音装置が取り付けてあるタイプは、プロの演奏家の方々からも、弾き心地に違和感がないと好評を得ています。

ハンマーが重力の法則にしたがって上下運動をしている構造上、消音装置を取り付けるために変更するタッチの変更が少なく、違和感も少ないためと思います。


サイレントピアノ


写真は、ヤマハC3にサイレント装置がついているものです。


音色調整、タッチ調整、ハンマー整形などの作業を行う上では、これらの部品が邪魔ではあります。

ヘビーユーザーの方のお宅では、年に数回お伺いしても、毎回、タッチの微調整や音色の微調整を行いますので、ワンタッチで外れてくれたらな~と思いますが、気をつけなければならないのが、コネクターです。

調整が終わったら、抜いたコネクターを差し込んでおかないと消音装置が使えませんが、これがけっこうグランドピアノの場合は、忘れそうになることがしばしば。

私がお伺いしているお宅のピアノには、右側のアクション部に「コネクターをいれること!」のシールが貼ってあります。もちろん、私が貼っています。