おはようございます。
同じベルトを使っているのに、最近何だかベルトを締めるのが苦しくなってきました。
これから、夜は炭水化物を減らします。
昨日はオンラインイベント「世界をつなぐkaigoカフェ」に参加しました。
「世界をつなぐkaigoカフェ」は、ベトナムで働く介護福祉士 ツッチーこと土橋さんの主催で日本全国、そして海外からを含め120名以上が参加していました。
単身ベトナムに渡り、ベトナムの高齢者施設で働きながら、元気でのコミュニティ、世界をまたにかけたコミュニティを作っている、ツッチーは本当にすごい!といつも感心しています。
トークセッションでは、韓国・フィリピンそしてベトナムでそれぞれ活躍する日本人が、それぞれの国の介護事情をお話しくださいました。
ツッチーもそうですが、海外に渡って仕事をする人の熱量と行動力には、圧倒させられます。
これだけのパワーがあれば、成功するよな、と。
韓国では「やってもらって、あたりまえ」という考えが根底にあったり、フィリピンでは「思いやり(何でもしてあげること)」が大切と教えていたり、と日本の「自立支援」の理念とは違う文化が存在しているという話を聞きました。
日本の介護では「自立支援(自立した日常生活を支援する)」を目指すと、初任者研修の段階から教わります。
日本の介護現場において、標準レベルで、真の自立支援介護ができているかといえば“まだまだ”と言わざるを得ません。
それでも、理念として「自分の望む生活を手に入れるために、自分でできることを自分でできるようにすることを目指す」という点では、他のアジアの国に比べてアドバンテージがあるようです。
僕たちは、自立支援は良いことだと学び、信じています。
しかし、自立支援の理念が、本当に正しいと証明されるのは「歳をとっても、認知症になっても、介護が必要になっても、幸せに暮らしていける国」になった時です。
その意味で、まだ結果は出ていないので、僕は、盲目的に日本の介護は最先端と考えてはいません。
かつて、ものづくりやコンピューター技術において、日本は世界の最先端を走っていました。今だって、最先端(先頭グループ)だと信じている人も大勢いると思います。
しかし、この分野で日本はすでにトップの座を明け渡して久しく、世界との差はさらに広がりつつです。
どうして、そんなことになってしまったのでしょう。
世界一を目指していた頃、日本人は勤勉でした。
一生懸命働き、寝る時間を惜しんで遊び、良いものは貪欲に吸収し、世界一を産み出そうと…
今は、そんなこと言ったら、「ブラック企業」のレッテルを貼られます。
働く目的が変わった。
ガツガツ上を目指さなくたって良いじゃないか。
確かに、そうかもしれません。
・・・しあわせならば。
世界で一番最初に、高齢社会を迎えた日本。
高齢社会は”課題”として、「誰がどうやって高齢者の面倒を見るのか」という、介護する側の視点で語られます。
医療や栄養、衛生の改善によって、人間は長く生きられるようになりました。もともとは、人間自身が長く生きることを望んでそうなったはずです。
長く生きられるようになったことを、”高齢化問題””介護問題”と捉えるのは、僕たちの世代でおしまいにしたい。
「どうやったら幸せにしわわせに歳を重ね、人生をまっとうできるか」をいろんなジャンルの人たちと一緒に考えて、行動したら、歳をとることへの不安や恐怖心は和らぎます。
世界で最初の高齢社会、日本が「豊かな社会」になれば、日本は世界の人たちの希望になります。
日本の介護には、まだまだ伸びしろがあります。
こんなところで満足してたら、問題が問題のまま残り続けてしまう。
世界の仲間と共に、「しあわせに暮らしましたとさ」な地球を創っていこう。
まずは、今できる一歩から。
お読みいただき、ありがとうございます。
ブログを書きながら、一袋完食
立崎直樹