おはようございます。
僕は子供の頃、負けず嫌いだったそうです。
母親の話では、小学生のころはテレビで巨人戦を見て、巨人が負けているとメッチャ機嫌が悪かったと。
ま、巨人ファンだったことは覚えていますが、機嫌悪かった記憶はないんですけどね。
ちなみに、高校の頃からは今までホークスファンです。
今もおそらく、負けず嫌いです。
何か人と違うことをしようと考えたり、人よりも速くとか、人よりも良くとか考えてしまいます。
上には上がいるので、いつまで経っても負けてしまいます。
凄い人に出会うと、勝手に心の中で打ち負かされて、凹んでしまいます。
そうやって、「僕は大したことない」を自分に向かっていつも投げかけていました。
負けず嫌いな性格は、そう簡単に変わらないと思うのですが、最近は負けない方法を身につけてきました。
負けなければ凹まないし、自分を否定することもなくなります。
そうして、心穏やかにいられるようになってきました。
負けない方法
それはズバリ戦わない
当たり前の話ですが、戦わなければ勝ちも負けもありません。
誰かと比べなければ、自分はダメだって思うこともありません。
より早くとかより良いものを、という気持ちはあります。
だけどそれは、誰かと比べてではありません。
単純に今よりも早く、今よりも良いものをというだけ。
たとえ僕より凄い人に出会ったとしても、「すごいなぁ」と思うだけ。
すごいなぁって心から思えると、その人のことが好きになります。
好きになれたら、その人のやってることを真似てみようと思います。
うまく行っている人のやり方を真似るだけですから、自分でオリジナルのことをやるより簡単です。
ただし、徹底的にやる強い意志は必要ですが。(これが一番難しい)
そして真似たほうが、うまくいきます。
当たり前です。すでに成功している方法を真似ているのですから、成功するかしないか分からないことをやるより、成功確率は高くなります。
戦わなくなるともう一つ良いことがありました。
敵がいなくなりました。
例えば、ジャンケン勝負して負けたとき、「あと1回だけ」と言って、泣きの一回を要求することがありますよね。
それで今度は僕が勝ったとする。
すると次は相手が、「もう一回」と言ってくる。
つまり、勝っても負けても戦いは続くのです。
話がジャンケンならば、かわいいものですが、仕事や生活の中の戦いとなるとそうはいきません。
一度戦いが始まると、一旦勝負がついても相手は次の反撃の機会を狙ってきます。
スポーツや技術開発などは、競争があるから強く発展するものなので、戦いは必要かもしれません。
しかし、人間関係においては、戦いはなるべく少ない方がいい。
敵もなるべく少ない方が生きやすい。
連戦連勝でも敵は消えません。
敵を消すには、戦いをやめて、敵のことを敵じゃないと再定義すれば良いのです。
負けず嫌いの人への処方箋は「戦わない」です。
そうは言っても今起きている戦いはどうしたら良いの?と思う方もいるでしょう。
今の戦いは、自分が”負けたこと”にして終われせれば良いのです。
この世界、勝ち逃げは許されません。相手が追ってきます。
だから負けたことにして逃げれば良いのです。
負けたことにして、もうこれ以上闘う意思がないことを示すのです。
すると相手も闘志をなくします。
そしていつしか敵じゃなくなります。
僕も本当の勝負どころで全力を出せるように、なるべく戦わずに力を蓄えたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事を読んでくださった方のことが大好きです。
立崎直樹