耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

思った以上に自民党圧勝。

中道がこれほど落ちるとは思わなかった。

参政党がのびなかったのは、自民党に流れたのであろう。反自民票が、参政党に流れていただろうから。

そして、みらいの躍進には驚いた。

無理やり検査の結果を信じようとする医者がいます。検査の結果がでたほうが患者に説明しやすいからでしょう。

 

これは最近みたケースです。一人は、溶連菌+インフルエンザと言われて受診してきました。溶連菌検査と、インフルエンザ検査の両方とも陽性になったので、同時感染だと言われたそうです。

 

もちろん、同時感染はありえます。が、可能性は低いと思います。

 

熱がでたからと、溶連菌検査して、インフルエンザも検査して、両方でたから、同時感染だと言うのでしょう。最初に自分が診ていないので推測するしかないのですが、たぶん、溶連菌の感染は違うでしょう。インフルが本命だと思います。

 

溶連菌というのは、少量の菌でも拾い、陽性になってしまうのです。ですから、無症状でも検査をすると陽性になることがけっこうあります。だから、疑わないのに検査をしてはいけないと言われます。

 

同時感染だというのは、発熱と咽頭痛があるからと、溶連菌を検査して、インフルも同時に検査したのだと思います。溶連菌の場合には、発熱や咽頭痛がひどいのであれば、のどを見ればわかります。のどに初見がなければ、溶連菌はたぶん違います。検査すると、常在の溶連菌が反応し、陽性になってしまいます。最初にどっちかだけ検査をすれば、2つ検査することはないように思います。

 

もうひとつは、溶連菌感染だと言われて、抗生剤を長期服用し、抗生剤がきれたら、すぐに悪化したとう患者です。抗生剤がなくなったことによる溶連菌再発を最初に考えました。しかし、咽頭にはなにも初見がないのです。それにもかかわらず、熱がでるのはおかしいのです。前の医者が正しいのかもしれないので、あらためて溶連菌検査をしました。すると陰性です。溶連菌検査で陰性なのに、溶連菌の再発はないでしょう。たぶん、最初の検査が常在の溶連菌を拾ってしまったのではないかと思います。

 

溶連菌陰性を確認し、その後何をしたかというと、上咽頭を確認しました。上咽頭にひどい炎症があるのです。最初が溶連菌なのかどうかは自分で確認していないのでわからないのですが、後の再度の発熱は上咽頭の炎症だと思います。最初もそうだったんじゃないかと思うのですが、最初の段階で自分が診察していないので、判断は難しくなります。

 

溶連菌陽性=抗生剤を処方。このように考えている医師が多いのです。ところが、溶連菌は自然治癒がかなりあると言われており、症状が軽いのであればたぶん、抗生剤処方しないが正解だと思います。検査をすると、微量の溶連菌を拾ってしまい、不要な抗生剤を処方することになるのです。ですから、明らかな溶連菌感染がひどいというときだけ、抗生剤をだせばいいのです。

 

発熱+咽頭痛は風邪によくある症状です。溶連菌検査を頻発すれば、風邪に抗生剤をだしまくる結果になります。診察した医者も、患者もたぶん気づかないことでしょう。

 

自分の判断と、検査の結果が食い違った場合には、なぜそうなるのか、真実はどっちなのか、考察するべきです。しかし、検査の結果のほうが自分より賢いと思う医師が多いのです。

 

 

まだ結果はでていないけど、たぶん予想通りであろう。国民は忘れっぽいものなんだなとは思う。

 

自民が単独過半数の場合、維新はどうなるか。はっきりいうと、要らないという結果かな。でも、参議院もあるから、自維連立は続けるのかな。

 

明日、大雪で投票に行くのが大変ということにでもなれば、自民党の票も減るのかもしれないが、それでも過半数にはいくことだろう。

 

 

 現在の医療界における接待の現状については、「民間であれば、飲食やキャバクラ程度なら普通にある話だが、今はもう全然ない。2014年頃に規制が入り、それ以降は激減した。今はお昼休みにお弁当を持って、説明会をやるという程度だ」と説明した。

 

多くの医師は、弁当は食べたけど、性風俗接待はないと言うのだろう。同じ穴のムジナなのに、よくもそんなに批判できるなとも思う。そもそも、弁当をもらうから、接待を受けるのだ。もちろん、接待する側は、相手が接待に値する権力をもっているか、もっていないかを区別している。接待に値しないような、下方の医師に、接待などもちこむはずはない。せめて、弁当レベルである。

 

当院にも製薬会社から、「説明会という名前の弁当接待をさせてくれ」という依頼がよくある。意味ない薬の説明会を開き、その元に接待を受け、そこから製薬会社の思うつぼになる。最初の一歩は弁当からなのだ。もちろん、強い意志があれば、断ることもできる。しかし、多くの人は弁当を食べたら、他のことは断れなくなってしまうだろう。

 

「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」は有名である。最初は軽いことからはじめて、徐々に要求を強めていく手法である。弁当から性接待へということなのだろう。弁当は食べても、性接待は断れるのならいいのだが。

 

いろいろな議員さんを宴会によぶことがありました。主催者として、お酒や食べ物を用意するのですが、議員さんたちは絶対に口をつけません。飲むのはお茶ぐらいです。これは食べてしまうと、収賄につながり有罪になる可能性があるからです。「お酒の一口ぐらいは?」とすすめても、ほとんど断ります。このひとくちが大きな収賄になり、有罪にむかっていくのを知っているのでしょう。

 

だから、昼の弁当から拒絶したほうがいいのです。この記事にかかれた意見を言う医師は、弁当はいいが、性接待はだめだと言っているようである。弁当がいいと思っている段階で、同じ穴のムジナだとは思う。

 

議員さんをよんだときに、食べたり飲んだりする議員さんもいます。そのようなときには、必ず正規の会費を払います。無料で食べれば収賄だけど、きちっとお金を払えば、正当だからです。

 

製薬会社が弁当を出すのは当たり前と思っているのが、まずいのです。弁当を出すのは、それが会社の利益になるからなんだと理解していないと。

 

僕自身、長い間ボランティア活動をしてきました。飲み会もたびたび開かれます。その際に、会費を払うのは当たり前です。無料で飲み食いできることはほとんどありません。代わりに誰もお金を払ってはくれないからです。そんな活動に慣れてきています。

 

医師の世界は、製薬会社が金をだすのは当たり前とみんな思っているのです。製薬会社が金をだすのは、その裏に薬の売上など、利益につながるからなのです。当たり前の話です。この意識は数十年ぐらいでは変わりません。

 

 

睡眠時無呼吸症候群にCPAP療法を行います。睡眠時無呼吸症候群そのものは改善しないので、空気の圧力をかける機械を装着して眠ります。これがCPAP療法と呼ばれます。

 

自分が医者になったころには、睡眠時無呼吸症候群というのは、耳鼻科医がみていました。このため、CPAP治療は耳鼻科医の専門領域だったのです。ところが、今は内科医で治療を受けている人が激増しています。耳鼻科医の数が少ないことが一因でしょう。

 

このCPAP療法。欠点があります。鼻閉があると、装着できなくなるのです。このため、鼻閉の治療が重要になります。鼻閉は耳鼻科医の得意な分野であり、内科医に鼻閉を治せと言われても、かなりきついことでしょう。

 

CPAP療法そのものは簡単です。検査値をみて、その結果にあわせて、業者に治療を丸投げすればいいのです。しかし、鼻閉があるとこの治療ができなくなりますから、それを治療しなければなりません。それこそが、耳鼻科医の得意なところなのです。

 

最近、CPAP治療をしている患者が二人、鼻閉で当院に訪れました。鼻閉があって、内科医ではなく耳鼻科医に診てもらっているのです。鼻閉の治療は簡単だろうと思うのですが、鼻閉がよくならなくてCPAP療法がうまくできなくなり、困って当院に受診してきたのです。鼻閉の治療は簡単だとは思いますが、「耳鼻科医がそこに対応できなくてどうする?」とつっこみたくなります。内科の医師は、鼻の中は診ないので、鼻閉も治せと言われても、ハードルが高いことでしょう。耳鼻科医は鼻の病気もきちっと診てもらえるから、耳鼻科医からCPAP療法を受けたほうがいいと言っていたのですが、そうでもないケースが続き、こちらがっ困惑しています。