耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

医療保険情報があれば、オンラインで医療保険資格があるかどうかは確認できます。

 

医療保険証情報はどこにあるのか。だいたい次の3つです。

マイナ保険証

資格確認証

資格確認のお知らせ

この3つのどれかがあれば、医療保険情報が入っているので、医療保険加入しているかどうかがわかります。

 

一般的な方法としては、マイナ保険証にした人には、資格確認証を送りません。送られるのは、「資格確認のお知らせ」という書類です。この「資格確認のお知らせ」=「資格確認証」と勘違いしている人も多いのですが、別のものです。書類にそれぞれの名前が書いてあります。

 

資格確認のお知らせの中に、医療保険証情報は書いてあります。この情報を入れれば、医療保険に加入しているかどうかはオンラインで確認できます。

 

ところが、国はこのようなやり方をしてはいけないといっているのです。医療保険に加入しているかどうかはわかるのに、マイナ保険証あるいは資格確認証以外はだめだと主張しています。このお知らせは全員に送られますが、これで医療資格を確認されてしまうと、マイナ保険証利用者が減ってしまうからです。医療保険の確認がどうかよりも、マイナ保険証の利用率をあげることばかり考えているのです。

 

医療機関としては医療保険に入っていれば、確認方法は資格確認証でも、そのお知らせでもどっちでもかまいません。重要なのは医療保険に入っているかどうかだからです。国は、マイナ保険証を増やすことに重点を置いているので、保険確認は二の次です。だから、「お知らせ」をもってきただけの人は、10割負担を課せと言ってくるわけです。医療保険加入は確認できても、嫌がらせのように10割払わせろというわけです。

 

こんなことやっていて、一揆が起こらないのが不思議です。まあ、自民党支持率が圧倒的に高いですからね。政府のやることに根本的に賛成しているのでしょう。

医療保険の暫定措置が7月31日で終了します。これは、今後医療保険証は一切使えませんということです。今後重要なのは、マイナ保険証か、あるいは資格確認証のどちらかです。それをもってこない場合には、自費で10割もらってくださいというわけです。

 

これは国の単なる脅しです。マイナカードを広めるためのおどしです。

 

問題点をここに書きます。

資格確認証というものは、事前に発行されたものです。たとえば、1週間前に発行されたとします。それは発行時に医療保険に入っていたという証明で、3日前に医療保険から抜けても、資格確認証は有効ということになります。

 

それを確認するのは、オンライン資格確認です。診察時に毎回確認すれば、その時点で医療保険に入っているかどうかがわかるのです。つまり、3日前に医療保険にぬければ、医療保険に加入していないことが診察時点で確認できるはずなのです。

 

ところが、それもうまくいきません。

 

マイナ保険証にすれば、毎回毎回その日に保険に入っているか確認できるので、ごまかしはなくなると政府は言い続けています。しかし、そうではないことがわかってきました。

 

会社をやめても、医療保険の手続きがすぐに行われないからです。

 

当院で、このようなことが起こりました。マイナ保険証をもって受診してきました。受診時に保険に入っているのを確認できました。1週間後に再度受診。保険からはずれていました。本人が言うのは、仕事をすでに辞めていたそうです。1週間前に受診したときには、仕事をやめて、保険をぬけていたはずなのです。ところが、医療保険の事務手続きが遅いために、医療保険からはずれる手続きがなされておらず、マイナ保険証では医療保険に入っている扱いだったのです。

 

腹が立つのはその後です。手続きが済んだら、仕事をやめた日をもって保険から抜けたことに変更されたのです。つまり、当院受診時には保険に加入していなかったことに、過去の情報を変更されているのです。こうなると、当院が悪いということになってしまいます。

 

マイナ保険証と言うのは、毎回受診時に保険加入を確認できるから、そのようなミスはないんだと言い続けています。ところが、それで確認しても、過去に遡って、保険に入っていないことにされては、医療機関ではどうしようもありません。患者さんも、「会社はやめたけど、まだこの医療保険は使えるんだ」とマイナ保険証が有効な段階で思うことでしょう。

 

先日会社に入った人がきました。保険証の手続きで2週間ぐらいかかると言われたそうです。つまり、2週間たたないと、保険手続きが完了しないから、医療保険は使えないというわけです。医療保険の手続きは会社に勤め始めたときから有効になることでしょう。

 

紙の保険証のときにも、2週間ぐらいかかると言われていたのが、マイナ保険証になってもその期間に変更はありません。マイナ保険証だからすぐに変更できるというのが大嘘です。結局は、事務手続きをする保険業務の人の働き方次第です。会社をやめたとたんに、保険が変わるわけではないのです。結局それをやっているのは人間であり、人間が動かなければデジタルだから大丈夫とはならないのです。

 

各医療保険従事者がすぐに動く気はないので、すぐに医療保険は切り替わりません。国はそんなことはさせられないのです。すぐに変更させたければ、会社を辞めた日に変更手続きをしなければ、有罪だとするように法律を変えないかぎりはだめでしょう。すぐにできるはずでも、すぐに動かないのです。それが人間です。

 

 

保育園を中心に、手足口病の流行がすごい。診断は簡単で、治療方法はない。つまり、発熱を抑える薬ぐらいしかないのだ。だから、どの医者でも対応できる。

 

夏風邪という言葉がある。多くの人が誤解しているのは、夏風邪とは、夏にかかる風邪だと思ってしまうことだ。では、冬風邪はあるのか。そんなものはない。夏でも冬でも、風邪は風邪とよばれるのだ。

 

夏風邪というのは、夏に流行りやすい感染症のことを意味する。手足口病、ヘルパンギーナ、そしてプール熱。この3つは爆発的に子供に流行するので、この3つを指して夏風邪と呼ぶのが普通である。

 

昨日、小児科で夏風邪と言われて受診してきた子供がいる。その段階では怪しいとは思いながらもはっきり言い切れなかったのであろう。翌日、症状がひどくなり、受診。手足口病との診断に至る。

 

手足口病は、発熱と強いのどの痛みが中心である。それに手や足などに発疹がでてくる。症状がではじめた初日にははっきりわからなくても、翌日になると典型的な症状がしあがってくるので、確実に診断はできる。でも、診断しても対症療法しかないので、特別な治療があるわけではない。治るのを待つしかないのだ。

 

今のところ、流行っているのは夏風邪の手足口病だけである。毎年6月ぐらいから症状がではじめる。診断は難しくないが、すぐにくると診断つけかねることが多いと覚えておいてほしい。怪しいなとは思うのだけど。

 

 

カイロプラクティクは神経障害を起こす合併症があり、かなり危険を伴う。

 

これによる神経障害の報告はかなりあるが、それで営業しているところは、危険性など説明はしない。

 

骨の歪みを治すというが、治すことにより神経の圧迫などがでてくる可能性がある。もっとも、ほっておいても、神経障害はでてくるのかもしれないが、一つの手技ででてきてしまえば、その合併症と言わざるを得ない。

 

筋肉のマッサージだけを受ける分には、こんな合併症は起こさないと思う。希望してもいないのにやられて、障害が残ったのは気の毒としか言えない。

 

詳しく知りたい人は↓へ

 

 

 

東京都 医療機関等物価高騰緊急対策支援金(令和8年度)のお知らせが来た。東京都の診療所補助金のようだ。

 

昨年度も申請しているので、今年も案内が来た。

診療所に15万円の補助がでるようだ。申請すればほとんどのところで補助金をもらえる。お金をもっている東京ならではであろう。

 

面倒なのは、WEBから申し込み、その後正式な申し込みメールが送られてくる。これを申し込んで認められるのだ。二段階申し込みである。

 

最初の申込みが、7月1日からはじまった。申し込み期限は7月末。

J-グランツから申し込むと、印鑑証明書が使いまわしできて、不要になる。

 

詳細は↓へ