『笑い過ぎです』
あー楽しい♪
「そうだ!せっかくこんなに飾ってくれてるんだし写真撮ろ!」
涼太の横に並びスマホを持つ手を伸ばすけど、
上手く全体が入らない、、
『貸して』
と涼太が私のスマホを持ち、肩をグッと抱き寄せて
『これなら全体が入りますよ』
と連写する。
"もう!何やってんの!"
っていつもなら突っ込むとこだけど、
今日くらいはいっか!って寛容になってしまってる。
ほろ酔いの所為もあるのかな。
《涼太side》
顔を横に向ければ唇が頬に触れてしまうんじゃないかという距離でツーショットを撮った。
そこには、ほんのり赤くなってトロンとした目の舞さんが写ってる。
何!この破壊力!!
この宙ぶらりんの関係を望んだものの、理性を保つのは中々大変で...
"大切にしたい″
その思いが踏み止まらせてくれている。
レインボーローズと戯れ始めた舞さんを見ながら
今日が終わらなければいいのにと願った。