「こっちの生活には慣れてきたかな?」


新年度を迎える少し前、

引継ぎの為に東京から転勤してきた宮舘くん。


デスクが向かい合わせなのと、ここでは管理職以外では私が年長なのもあり何かと指導する立場にある。


とは言っても彼、要領いいし仕事面で特別指導するようなことはなく...

物腰が柔らかく都会っ子だなぁ〜という印象。



『まだまだです…でも食べ物美味しいし、いいところですね』


「そうでしょう~!!」(ドヤ)


生まれ育ったこの場所が大好きな私はついついこう言う言葉に反応してしまう。


「名物多いからね〜! もう色々食べた感じ?」



「はい、楽しみにしてましたから』



「食が合うなら良かったわ」



『他にも松本さんのおすすめがあれば是非教えてください』



「OK!ピックアップしとくね、あと何か分からないこととかあれば遠慮なく聞いてね」






右も左も分からない田舎に来て困ってたり、ホームシックになったりしてはいないかとついお節介が顔を出す...





『松本さん、ありがとうございます。

でも今はスマホがあれば大抵のことは大丈夫です』



「そっか!そうだよねー、わざわざ聞かなくても調べれば直ぐだよね

こういうとこよね💦 世代差出ちゃう。。」





苦笑いしてる私に

クスリと笑みを浮かべて淡々と仕事をこなしてる。



あ、なんか笑われちゃった??

何か変なこと言ったかな~??

オバチャン発言を馬鹿にされた??


いやいやそんな嫌な感じとは違ったなぁ......



そうだ!あれに近い感じ!!

幼い子を微笑ましく見てるような......⁇



って、私これでも一応うんと歳上なんだけどなぁ〜💧