チェクリに上がるみなさんの
今日という日に気持ちを寄り添わせている言葉に、あの時の記憶が蘇ってきました。
連日、
これが日本で起きている現実のことなのか?
と受け入れ難い現実をテレビを通して目の当たりにしていました。
このブログの中にも記事として書いているのですが、
あの一瞬で何もかもを呑み込んでしまった日から6日後、
仕事は休みで、朝からテレビで中継される現地の様子を見ていました。
お母さんを捜しに、お爺ちゃんと2人 歩いていた小学4~5年生くらいの男の子。
お母さんを捜している中 叔母(母の姉)と遭遇する。
お互いの安否を知って再会を喜び合い
今度は叔母も一緒に母を捜すことに、
お爺ちゃんが娘が乗っていた車と同じ車種、同じ色の車を見つけ
横転してしまっている車に向かって叔母が妹の名前を必死に呼び続けるが反応がない。
違う人なのかも、、、と呟いたとき
男の子が言う。
お母さんじゃなくてもいいよ。
助けてあげようよ。
この言葉に嗚咽を漏らしながら見てたことを思い出した。
わずか10才やそこいらで、この数日の間にこの子はどれだけの思いを抱えたんだろう。
取材していたレポーターが直ぐに連絡を入れたので警察と救急車が来て車中の人を救い出した。
その少年の母だった。
泣き叫ぶ叔母さんの傍らで
少年は一旦引き取られて行く母をただ静かにじっと見つめながら見送った。
もうね、たまらなかったのその姿が。
あれから4年。
あの少年はどうしているのかな、、、。
そんなことを思い出した今日でした。