『ホントに 俺のこと好きなの?』


「うん♡」


『でもさぁ、それって 俺が嵐のニノミヤカズナリだからでしょ!』


「そうかもしれない」


『認めるんだ』


「だってTVの中の和しか知らないもんっ!  

でもきっと嵐じゃない和のことも好きだと思う。

和のこと知るチャンスくれない?」



『欲しい?』


「欲しい」


『絶対?』


「うん、絶対」


『じゃあ おねだりしてみて』


「まじ?」


『マジ!』



ふぅ~~~。

大きく息を吐いた。



「和のこと まるごと好きになりたいから 和のこと知るチャンスをください」



したり顔で和が私を見てる。


もう、人に恥ずかしいこと言わせといてなんなのよ!


あー 、 ほら、   下から覗き込むみたいに見ないでよ!  それ反則なんだから!!

年上からかって遊ばないで!!


心の中では沢山!沢山! 言葉が出るのに
実際は何も言えなくて、

見透かされるように見られながら沈黙が続く、、、。


言わされただけで、ダメなんだ、、、


そうだよね、、、、、、


あの! ニノミヤカズナリ だもん。


私なんかが 相手になんてしてもらえるはずないじゃん、、、


最初から分かってることなのに悲しくなってきた、、、。


こうやって会えた分、悲しさが増幅されちゃったじゃん、、、


ツライなぁ、、、、、。


これが最後なら せめて和を目に焼き付けておこう。


和から目を逸らさないよう、真っ直ぐに和の目を見た。



ふっ と柔らかくなった和の顔が 優しくわらって

『合格!』


そう言った。



「合格?」


『そ! 合格。  ちゃんと教えるから 見ててよ、俺を。』


「いいの?」


『合格って言ったでしょ!』


「ホントに本当なんだよね?」


『なに、不合格が良かったの?』


私はブンブン顔を横に振った




『おいで。』

和の手が頭の後ろに周り引き寄せられた。


『泣いてんの?』


「なんか勝手に涙が溢れてきた」


和の手が 優しく髪を撫でる。



「これは夢?」


『夢じゃないよ』


「夢じゃないならドッキリ?」


思いっきり笑われた。



『ドッキリがよかった?』


「イヤだ」


ガハハハと笑う。

和が笑ってる顔も大好き♡



「ツネってみて」


和の前に手を差し出した。



『ツネんの?』


「うん」


『ツネったら痛いじゃん』



手の甲にキスを落とした和の唇が今度は私の唇に触れた。



唇を離さないままで和が言葉を話す。



『痛いより、 気持ちいいことしよ』



急に色気を漂わせはじめた和に ドキリとして  
言いかけた私の言葉は、  再び塞がれた唇に消されてしまった。


こうなったら私も覚悟を決めるしかない。






教えて



和のこと



いっぱい教えて。




もっと。




もっと。


刻みつけて。







キスブサSP見てたら妄想止まらなくなりましたあせる


自己満妄想です😅