6月17日は空けといてね。
和くんと約束をした。
ケーキを焼いて少し大人っぽく飾りつけた。
ピンポーン
和くん家のチャイムを鳴らす。
良かった。今日はいつもの笑顔の和くんだ。
和くんの部屋で誕生日を祝ってケーキを食べ
和くんが欲しいと捜していたCDをプレゼントに渡した。
凄く喜んで和くんは早速CDをかけた
「ねぇ和くん」
『ん?』
「和くんは私といて楽しい?」
『どしたの?』
「どうして私なんかと付き合ってるんだろ?って不思議なんだもん」
『決まってんじゃん、好きだからだよ』
「・・・・」
『好きって言葉だけじゃ足りない?』
首を横に振る
和くんがグッと私を引き寄せる
それを両手で突き放すように拒んだ。
「私、和くんの気持ちがどこにあるのかわかんないよ。
ここんとこずっと避けられてるみたいで、他の子にはうんと優しくしてて
もう私のこと嫌いになったのかなって・・ならどうしてそう言ってくれないのかなって・・ずっと・・」
私の言葉を遮って和くんがもう一度私を引き寄せた。
『ごめんな』
和くんの唇がそっと触れる
『お前はさどうなの?俺のこと好きなの?』
思いもよらぬ言葉にフリーズしそうになった
『智センパイよりも俺のことが好き?』
今度は完全にフリーズした。
『あの日、
地震があった日
何度電話かけても出ないから
心配になって家まで行ったんだよ。
そしたらお前の家から智センパイが出てきて、
やっとお前から連絡来たと思ったら
1人だったけど大丈夫だった・・ってウソつくし
センパイが来たこと隠さなきゃいけないようなことでもあったの? って勘ぐるじゃん。』
今度は乱暴にキスをした
『☆子が欲しい』
そのまま押し倒して嫌がる☆子を抑えつけて唇を首筋へ這わしTシャツの裾から手を入れ乱暴に触る
そのうち抵抗するのをやめた☆子の目からポロポロポロポロ涙が落ちてくる
『ごめん』
☆子涙を拭った
『ごめんな怖い思いさせて』
和くんが智くんとのことを疑ってる
私の気持ちを探ってる
私、和くんが好きよ。
和くんが望むなら和くんのすきにしていいよ
だけどなんでだろ?
涙が止まらないよ。