ーある日の売店ー
☆「櫻井センパイ」
『あ、久しぶりだね。えっと・・・』☆「☆子です」
『☆子ちゃん！なんかちょっと雰囲気変わったね』☆「そうですか？ 櫻井センパイは相変わらずステキですね。
あ、コレは替えのインク切らしちゃってそれで、、」
『そうなんだ。俺、腹減っちゃってさぁパン買いに来たんだよ』
クスクス
『なんで笑ってんのよ』☆「す、すみません。
だって皆の憧れの櫻井センパイなのにイメージが・・」
『イメージってなにそれ？』☆「王子様」
『ぶッ！なにその王子様って！！』☆「私たち女子の間では憧れの王子様って言われてるんですよ。
なのに・・・ギャップが」
クスッ
『ダー、また笑われてるよ。なんで俺よく笑われんだろな？
それに王子様なんて聞いたことないよ！ 俺そんなんじゃないし』
☆「櫻井センパイ紳士だから」
『とか言って笑ってんじゃん』☆「ギャップ萌なんです。」
『ギャップ萌だと笑われんの？ 女の子ってわかんねーな』☆「ごめんなさい、センパイが魅力的で笑ってるだけですから」
『魅力的で笑われるってますます意味わかんねーけど、悪い意味じゃないならいいや。☆子ちゃんの笑顔見れたし』
クスクス
櫻(また笑われてるよ)
同じクラスの花代も月奈も、隣のクラスの風香も櫻井センパイのこと好きで白馬に乗った王子様みたいに思ってるのに『腹へったぁ～』って嬉しそうにパン選んでるんだもん。
櫻井センパイのくったくのない笑顔はギャップ萌でしょ！(クスクス)