今朝、被災地からのリポートを見ていて声を漏らし泣きました。
 
 
おじいちゃまと行方のわからない母親を捜しにきた小学生の男の子(4~5年生くらいかな)
 
少年に父はいないとのこと
 
おじいちゃんが、娘はモスグリーンのセダンに乗っていたはず!
 
と瓦礫の中、車を捜しに来ていた。
 
捜索中の母の実姉と遭遇。 再会に安堵し喜び合うのも束の間、
3人で再び捜し始め、建物の一階の空間(整備工場のような場所)にそれらしき車を見つける。
 
中に人らしき姿を見つけ姉が必死に妹の名を叫ぶ。
違う人かもしれない・・・
 
リポーターが救急車要請の連絡を直ぐに入れる。
 
 
姉が続けて名を呼ぶ、別人かな・・・そんな呟きに少年が言う
 
 
『お母さんじゃなくてもいいよ、とにかく助けてあげよう』
 
 
 
救急隊と警察が到着し、横倒れの車から救い出す。
 
遺体となっていたその人が母親であることを確認。
 
泣き叫び、取り乱す姉。
 
少年は静かに一旦警察へと引き取られる母を見送っていた。
 
 
VTR明け、スタジオに居た皆が涙していた。
 
 
私の家も私に何かがあれば子どもたちだけになってしまう。
 
父親が空へと旅立ってから常に私の中にある〔この子たちが独り立ちできるまでは私が倒れるわけにはいかない〕という思い。
 
だからこそ、あの少年の『お母さんじゃなくても助けてあげよう』という言葉がたまらない。
 
ただただ涙が込み上げてくるばかりだった。