久しぶりにChatGPTの話題でも。

2022年11月30日に公開されてから、
世界中でユーザーが爆発的に増えていて、
私も、ほぼ毎日と言っていいくらい
ChatGPTを使い倒しています。

Adobe Firefly (AI)で生成

 

でも、たまに調子が悪いというか、
回答の精度が悪い時があります。

実は、それは私だけではなく
「ドリフト問題」という現象のようです。

一体「ドリフト問題」とは
どういうものなのでしょうか?

 

 

 AIの知能低下

 

 

近年、AI技術は驚異的な進化を遂げ、
医師免許試験の合格から数学の解決まで、
さまざまな分野で優れたパフォーマンスを示しています。

その代表例がOpenAIの
ChatGPTなどのチャットAIです。

しかしながら、技術の進歩と共に
新たな課題も浮かび上がっています。

2023年3月から6月にかけて、
ChatGPTの精度が急激に低下した
事例が報告されました。

この現象は「ドリフト問題」として知られ、
AIモデルの改善を追求する過程で
生じる課題とされています。

 

 

 97.6%から2.4%に急落

 

 

アメリカ・スタンフォード大学の研究チームが
GPT-3.5やGPT-4などの大規模言語モデルに関して、
調査を行いました。

数学の問題解決からコード生成、
視覚的推論、センシティブな質問への回答など、
様々なタスクにおける精度を分析しました。

その結果、驚くべきことに、
単純な数学問題に対するGPT-4の精度が
97.6%から2.4%にまで
急落したことが判明しました。

この精度の低下は、
AIモデルの進化と改善の過程で発生する
「ドリフト問題」の一例とされています。

 

 

 AIモデルの進化に伴う課題

 

 

AIの進化に伴って新たな課題が浮かび上がるのは、
極めて複雑な技術の性質です。

スタンフォード大学のジェームズ・ゾウ氏は、

 

「AIモデルを特定の方向に向かって強化する際、
 別の領域での性能が低下する可能性がある」

 

と指摘しています。

このため、AIモデルの改善は一筋縄ではいかず、
常にバランスを取りながら進める必要があります。

 

 

 AIモデルの改善の重要性

 

 

OpenAIは、新しいAIモデルを
リリースする際に総合的な賢さを追求し、
その性能向上を評価するために
幅広い調査や研究を行っています。

しかし、完璧な評価方法は存在せず、
常に改善を重ねていると述べています。

AI技術の進歩を継続的に支えるためには、
このような努力が欠かせないのです。

 

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人間も失敗を繰り返して成長していくわけで、
AIも同じということなんでしょうね。

人間の仕事を奪うと言われて
一部からは否定的に見られているAIですが、
テクノロジーの進化は止めることはできません。

AIができることはAIに任せて、
人間にしかできないことを
私たちがやればいいのです。

いかにして共存共栄していくか。

そこがポイントになるでしょう。

See you!