生まれつきの私はすごく表現する力が強かった。

実は私の全ての才能の中で一番潜在能力も魂の想いも強いのは歌の才能で
すごく自分の想いや感情、
魂の輝きを表現したいって意志が強い魂なんだ。

その部分には本当に長いこと強く蓋をしてきてしまったから
今でも実はリハビリ中だったりする。
本当にとことん本来の自分と真逆の自分を体験してきたから
一度正反対のところまでいって本来の自分にUターン中。笑


私が本来の自分の全てを否定して生きるようになったのは中学2年生になってすぐの時。

それまですごく仲が良くて
大好きで心から信じていた親友達に
無視されて仲間はずれにされたり
いじめられるようになってから。
大好きで信頼していた仲間だったからショックが大きくて
この世にも人の中にも愛や優しさなんてものは存在しないんだと思うようになって
二度と人を愛さない、信じないと心に強く誓った。

それから私の悪口を言いふらされて
私も塞ぎこむようになって
クラスの中で居場所がなくなった。
それまでは人が大好きだったのに
人が怖くて憎くて仕方なくなった。

そして
「私の生まれつきの性格や個性ではこの世では生きていけないんだ」
と思うようになった。

それからは自分らしさが一ミリもでないように徹底的に自分を殺すようになって
できる限り人と喋らないように
人と目を合わせないように
話すときは腹からではなく頭、思考を通して話すように
思いつきや自分の感覚で話したり動いたりしないように
できる限り目立たず存在を消すように
誰からも嫌われないような
なんとか世界に順応できる自分になるように
常に必死で練習し続けた。

そうやって生きるのはあまりに辛すぎて
最初の頃は家や登下校や休み時間、
一人でいる時は常に泣いていたけれど
感情があると辛すぎて学校に行くことに耐えられないから
自分の中の全ての感情を捨てることに決めた。

「喜びとか愛とか幸せな感情をもう一生感じられなくてもいいから
お願いだから私の中から全ての感情を抜いてください。
もう何も感じない人間にしてください。」
そう必死で神様にお願いして
何も感じない空っぽな人間になれるように感覚を閉ざす練習もし続けた。

しばらくすると見事に感情があまり揺れずに無心になって
ただ淡々と何も感じずに生きられるようになった。

その頃自分の見ていた世界を今思い出すと
全てが灰色だった。
空も自然も何もかも灰色で色がない世界。
毎日起きることに何も感じずただ目の前にあることを無心でこなす。
悪口を言われたり嫌なことをされても何も感じない。
家族と話しても何も感じない。
本当に空っぽの毎日だった。

そしてこれは少し暗い話になってしまうけど
ケータイで簡単にあまり痛みがなく死ねる自殺の方法を調べて
それをブックマークして眺めることが自分を保つ方法だった。
死にたくなったらいつでも死ねる。
それが自分の救いになっていた。

学校に行きたくない
それは常に思っていた。
でも家族に学校で起きていることを言えなかった。
本当に愛されて大切に育ててもらったことをわかっていたからこそ
絶対に悲しませたくなかったし
そんな状況になってしまったことに
せっかく育ててもらったのに申し訳ない。
そんな風に感じていた。
だから家族にばれないように学校に行き続けるしかない、そう思っていた。

中学校を卒業した後に当時の話しをママとした時
ママは私が泣いてるのを見たこともあるし
どんどんおかしくなっていくことに気づいていたし
何とかしてあげたいけどどうしたらいいかわからない、と
いつも葛藤していたらしい。
学校に行かせないであげることもできたのに
でもなぜか愛真のために中学には最後まで行かせ続けないといけない。
ママの中にそんな謎の確信があって
私が卒業できるまで支え続けると決めてくれていたらしい。

無理して学校に行き続けた自分も
行くのを止めてくれなかったママのことも
恨んでいた時もあったけど
今はその頃の自分にもママにも
心の底から感謝してる(*˘︶˘*)ハート

その頃の経験は今の私の宝物キラキラ
この時の私がいるから今の私がいる。
本当に本当にありがとう。


つづく