俺が彼女に好意を持ちはじめても、俺も彼女も普段どおりのスタンスで過ごしていた。


しかし俺の彼女への気持ちは募るばかり…。

『彼女は既婚者…』と、わずかに残った理性で、それを抑え込む。
そのまま2年ほどの長い月日が流れただろうか…。


転機が訪れたのは去年の春に俺の人事異動があり、職場が変わることになったのだ。



俺の送別会が職場で行われた。
俺もお酒をたくさん飲んでしまった。

お酒を飲まない彼女は『帰る方向が一緒だから…』と車で送ってくれた。




運転する彼女はいつものイイ匂いがする…。
酔っていたこともあり、俺自身…抑えがきかなかった。

思わず、車を降りる間際にその車の中で彼女にキ※スをした…。

彼女はビックリしていたが、拒みはしなかった。


それがW不倫関係の始まりであった。



次の日は、凄く複雑な心境で『やってしまった…』と半分は後悔し、半分は『長年の想いの達成感』という喜びもあった。

しかし、職場では彼女の顔をまともに見ることが出来なかった。やはり、自分の気持ちに不純な部分があったのだろう。

対する彼女は、極めて『いつもどおり』で拍子抜けしてしまった。



様子がおかしい俺に彼女は昼休みに俺にメールを送ってきた。


『わたし…後悔してないですよ』


俺は、その一言で救われた…。

…と同時に『責任』と『家族』と言う単語が頭に浮かび…後戻りができない『怖さ』がムクムクと持ち上がってきた。



そろそろ、アメーバ始めるきっかけになった失恋のことを書いてみようと思う。


これから書くことは賛否両論あるだろうけど、俺も自分自身で自問自答しながら過ごした時間なんだ。

それを頭の片隅に入れて読んで欲しい。



まず…知り合ったのは職場であった。俺より6歳年下の既婚の彼女は臨時として雇われて仕事をしていた。

俺は彼女をみて、最初は『キレイな人だな…』と感じていたが、特別な感情を抱くことは無かった…。

…何故かといえば、俺は職場で女性とは必要最小限しか話をしない。

女性はお喋りな人が多くて、過去にプライベートな話題をしたら、他人にもベラベラと喋られた苦い経験があり、初見の女性は信用しないようにしているのだ。

だから彼女にも同様のスタンスで接していた。
多分、最初に彼女が抱いた俺の印象は『怖い』だったと思っていたし、俺もわざとそんな感じに振る舞っていた。

それが、忘年会の時にお酌にきた彼女から…

『ナオチンさんは凄く幅広い年代の人たちから信用されて慕われてるんですね。見ていればわかりますよ(笑)。弱いものイジメみたいなことは絶対しないし、威張らないし…陰口も言わないですよね。』

『わたしは男の兄弟が居ないので、私に兄貴がいればナオチンさんみたいな兄貴ならイイな~って思いますよ。』




…なんてこった…(苦笑)『イイ男』の印象であったとは…俺にしてみれば計算外であった。




それから彼女は、家庭や仕事の悩みなどを俺に相談したり、イロイロ話をするようになった。

そんな彼女に俺が好意を持つのも時間の問題であった。
なにより…彼女はイイ匂いがしたんだ(笑)。
控え目なローズ系の香りが、俺の『雄』としての本能を掻き立てた…。