東野圭吾最新作

幻惑す:教祖の念力?その話は物理学とは関係がなさそうだな

心聴る:人の意見に耳を傾けないのは、怠け者のやることだ

偽装う:科学捜査は驚くほどに進んでいる。昭和の時代と違うのです

演技る:これが笑わずにいられるか。こんな単純なトリックに騙されていたとはね

以上4篇からなる短編集です


幻惑す:踊らされている教祖とそれを利用する回りの人々
     信じるって、おめでたい事なんでしょう

心聴る:科学を悪意をもって使う恐ろしさ
     自分の身の不幸を他人に転嫁させないといられない犯人の不幸。
     自分のせいでも他人のせいでもないのにね

偽装う:両親の不仲の影響は子供に降りかかる
     死ぬ順番って大事なんだ。湯川と草薙の優しさが出てました

演技る:現恋人と元恋人
     犯人の心理は理解出来ない。いやこれが理解出来る人はちょっと、
     いやかなり怖いな


全編湯川の物理知識満載の小説です

10月の新刊も短編のガリレオ8

私は短編より長編が好きです、が、きっと買うんだろうな

東野圭吾著


あらすじ
人気作家・日高邦彦が仕事場で殺された。
第一発見者は、妻の理恵と被害者の幼馴染である野々口修。
犯行現場に赴いた刑事・加賀恭一郎の推理、逮捕された犯人が決して語らない動機とは。
人はなぜ、人を殺すのか。
ー講談社ー




情報操作って怖いです
マスコミが騒げばそれが本当になり
被害者が糾弾される


他人からみれば、事件の真相にしか見えないんだから仕方ない


人間ってこんなにも悪意を持って人を陥れようと出来る事が恐ろしい
それも何も落ち度の無い人を…

でも、他人から見て落ち度もなく、当事者に良かれと思った事が
余計なお世話にうつれば、こんなにも恨みを買う事なんだと思うと
人と関わる事が怖くなる

そんな気持ちを起こさせる、なんとも後味の悪い話でした
ストーリ
たった一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい―。
半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れたのは、ごく普通の男子高校生・歩美(松坂桃李)だった。
彼は、すでに死んでしまった人との再会を仲介する使者“ツナグ”を祖母のアイ子(樹木希林)から引き継ぐ途中の見習いである。
横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲一)。
喧嘩をしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)。
プロポーズ直後に突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)の安否を確かめたいサラリーマン・土谷(佐藤隆太)。歩美のもとには次々と依頼が舞い込んでくるが、歩美はその過程で様々な疑問を抱く。
死者との再会を望むことは、生者の傲慢なのではないか。
果たして会いたかった死者に会うことで、生きている人たちは救われるのか。
やがてその疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく……。
ーgooよりー



三編の物語がいい感じで繋がってます

畠田は自分の判断が正しかったのか人知れず悩み、息子との仲もギクシャクしている

母の愛は深いですね。幾つになっても息子は息子。
背中を押してあげるのも母。
八千草薫さんって81歳なんですね。上品で良い歳の取り方してるなぁ


嵐と御園は思春期ならではのすれ違い

言葉と裏腹な色々な思いや、嫉妬・妬み、自分を守る為に人を傷つける
嵐の慟哭が胸に突き刺さります


土谷とキラリ

友達に何を言われようと、キラリが忘れられない
誰もがもて弄ばれたと思う中、それでも良い生きて幸せであればと願う土谷
彼は現実から目を背けたが、キラリと向かい合う中で
幸せだったキラリとの想い出を胸に前を向いて歩き出す


それらの出来事を目の当たりにし、ツナグを継ぐ決心をする歩に両親の死の真相が知らされる…


人は誰でもいつかは死ぬ

大切な人に伝えられなかった事、死して尚伝えたかった事

それがツナグによって叶えられる

生きている人の自己満足、確かにそうなんでしょう

でも人は後悔、懺悔を抱えながら行き続ける事は辛過ぎる

残された人生前を向いて生きる為にツナグはあるような気がします



樹木希林さんって、役柄で変わりますが
今回は上品なおばあちゃん
存在感ありました

そして上手い ほろっとしました
東野圭吾の加賀シリーズで、加賀さんの大学生の頃の話です


あらすじ
卒業を控えた大学四年の秋、一人の女子大生が死んだ。
親友・相原沙都子は仲間とともに残された日記帳から真相を探っていく。
鍵のかかった下宿先での死は自殺か、他殺か。
彼女が抱えていた誰にも打ち明けられない秘密とは何だったのか。
そして、第二の事件が起こる。
刑事になる前の加賀恭一郎、初登場作。
ー講談社よりー




冒頭の愛の告白もストレートで加賀さんらしい

恩師との恒例の「雪月花之式」のお茶会での仕組みが図解入りで書かれていて
お茶の心得の無い私は、こんなめんどくさい事をするんだと言う事がわかりました

祥子の部屋での死と、剣道の試合にかけていた波香の死

それぞれにまつわるそれぞれの死の訳


結局はそれぞれのエゴなのよね

祥子はいわば自業自得かもしれない
言わない思いやりもあるし、相手の事考えると、自分から離れなきゃ駄目だろうし


波香の場合、一番根っこで悪いのは三島だと思う
お金や親の威光を借りた、卑劣極まりない奴

そんな奴に操られてたのは華江
若生の為といいながら、結局は自分の為だよね

そして、何も言わず去っていく若生は男らしいな


なんか、友情ってホントにはかないなぁ
ストーリー
1849年のボルチモア。ある殺人事件を担当することになった若手刑事エメット・フィールズ(ルーク・エヴァンス)は、事件が推理作家エドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)の作品によく似ていることを察知。
貧乏で酒におぼれる生活を送るポーは容疑者とみなされるが、捜査が進められる中、彼の著作をまねるように連続殺人が発生。
その後、自らのアリバイが証明されたポーは、事件解明のため捜査に加わるが……。
ーシネマトゥデイよりー


恋人エミリー(アリス・イヴ)を舞踏会でまんまと誘拐された所から話は進んで行きます

R15の残忍さに、目を閉じる事もしばしば…

グロくて、痛そう…


推理は考える間もなく、トントンと進んで行き

まぁ、これは私が無知だからかも知れないけど、作品を読み込んでいる人なら

あぁ あの場面ね、と思い浮かぶかもしれませんが…


結局は、本当に亡くなる前、5日間の行動が謎だった為、その5日間のフィクションなんですね

それが恋人を助ける為だったとしても、自分の采配一つでどうにかならなかったのか?

なんかこじつけの感がしました

ラストもね、出来過ぎのような…


考える間もなく映画は進むんですが、それだけのような… そんな感じの映画でした



ストーリ
銭湯に入ってきた金持ちそうな男(香川照之)が転倒。その場に居合わせた貧乏役者の桜井(堺雅人)が様子を見ていると、男は頭を強打した影響で記憶を失っていた。
桜井はちょっとした出来心を起こし、男のロッカーの鍵と自分の鍵をすり替える。
案の定、自分を桜井だと思い込む男。
しかし男の正体は誰も顔を見たことのない伝説の殺し屋・コンドウで、コンドウに成り代わった桜井のもとに大金が絡む危険な仕事の依頼が舞い込み、桜井はやむなく引き受けてしまう。
一方、自分は桜井だと思い込んでいるコンドウは一流の役者となることを目指して真面目に努力する。そんなひたむきな姿に胸を打たれた女性編集長の香苗(広末涼子)は彼に求婚。三者三様の事情が複雑に絡み合う……。
ーgooよりー



やっと観に行けました


自殺しそこなった、ちょい情けない桜井
記憶をなくしても、几帳面なコンドウこと山崎
結婚相手が居なくても、計画通り結婚するつもりのちょい天然が入った香苗


三人三様の話に、ヤクザ・工藤純一(荒川良々)が絡む


前半と後半の話の展開もあらかじめ読めるけど

それでも笑わせてもらいました


堺雅人ってヘタレな役が似合うなぁ

ラストの香苗の胸キュンが可笑しくて、でも微笑ましくて、可愛かった


そして、荒川良々  いい脇役だわ
2階のA席でしたが、チケット貰ったので行って来ました


原作は、人気作家・田中芳樹氏による大ベストセラーSF小説。
1982年11月刊行以来、累計1,500万部の売り上げを誇り、いまなお多くのファンを魅了し続けている伝説の作品が、ミュージカルとなってタカラヅカの舞台に登場します。
無限の銀河を舞台に繰り広げられる「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の戦いを巡り、圧倒的なカリスマ性を持つ名将と、個性的な側近たちの人間ドラマが絡み合うストーリー。
この壮大な歴史に挑むのは、若きパワーにあふれる新生・宙組です。
ーパンフよりー



タカラヅカでは珍しい一部・二部構成みたいです

原作もストーリも知らずに観たのですが、「フェーザン自治領」の二人がストーリテラーとして出てくるので、カタカナ名前や惑星の名前など、人物相関図も分かりやすかったです。


タカラヅカね… って感じで期待してなく、初めてだから観てみようって感じで行ったんですけど

いや、ごめんなさい、見くびってました って感じです


発声、踊り、どれをとっても素晴らしいし、ストーリもしっかりしていて
中だるみもなく素晴らしい

舞台セットも回転式で、人を乗せて、それを上手く活かしてるし
セット展開もスムーズで素晴らしい

いや~ 素晴らしいばかり言いましたね


実は女性が男性役するなんて、無理があるよね… って、思ってたんです

でも、観続けていると、男性にしか見えてこないんです

男役を好きになる気持ちがちょっと分かりました


マントのさばき方とかほんと素敵で、セリフ回しも男の人にしか聞こえなかったし、ほんと、カッコよかったんです


ラストのラインダンスや群舞も綺麗でした

二階席なので、その点は良く見えて良かったです


衣装もきらびやかで、ゴージャスだったし

初タカラヅカ、チケット当ってラッキーでした指でOK
大阪公演初日の2日に観ました


解説&ストーリ
1960年代後半。日本は高度成長期に入り、人々はさまざまな娯楽を楽しむようになっていた。
大阪に本社を置くスポーツ新聞「堂島スポーツ」は、そうした波に乗ってそれなりの体裁を保ってはいるが、しばらくスクープもなく、特に得意なジャンルがあるわけでもない。大げさな見出しの最後に小さく「か?」を付けるやり方で笑いを取ってお茶を濁してきたが、最近はジワジワと売り上げを落としている。

文化部部長の才谷(明石家さんま)は、普段から「人を傷つけないウソなら、いくらついてもいい」と言ってはばからず、それどころか「誰かを幸せにするウソなら、それはロマンであり善行である」というのが信条。
ただしその判断基準が周囲とズレて、自分勝手と言われることもしばしば。とにかく口先が巧みで、読者のクレームを煙に巻くのが得意。それが「信じるのはアホなやつ、信じないのはつまらんやつ」と呼ばれる堂島スポーツの基礎をつくり、一部の読者からは人気を得ていた。
全国紙に対してライバル心を燃やし、スクープと売り上げに対して口うるさい局次長・磯貝 (大河内浩)、文化部のメンバーの面々。 スキャンダルを撮られた西宝映画の売り出し中の若手売れっ子女優・木村なでしこ(相武紗季)と、その彼である売れない元青春スター・萩原(音尾琢真)、堂島スポーツに出入りする曽根崎署の刑事・牧田(丸山智己)、、、、、。そして、なでしこのマネージャーであり、かつては元代議士秘書だった若狭(生瀬勝久)。秘書時代に代議士の汚職の罪を被り服役した過去を持ち、実は、才谷とは高校のサッカー選手時代に因縁の試合を繰り広げた宿敵でもあった。とにかく嘘が嫌いな、でも、実は天然な男。

そんな、個性的な登場人物達の交錯する思惑を巻き込みながら、日本が目一杯元気だった「高度成長期」の
大阪を舞台に展開される、熱い爆笑人間ドラマ!明石家さんまvs生瀬勝久の丁々発止のやり取り、そして、いつものメンバー&豪華ゲストの実力派キャストによるチームプレイにご期待下さい!!!
ー公式よりー


時代設定の故か、始まる前にず~とナツメロが流れていました

私はかろうじてリアルで憶えてますが、友達は3こ下なので、知らない歌もありました冷や汗


今回舞台が何時もより凝ってました

中尾君が階段(舞台)の下から出て来て時代設定説明して始まり始まり~

昔の新聞社って設定で、記事の「田淵、カツ丼三杯ペロリ!!」
に大うけしました
だって、○知新聞なら阪神ネタなくても書きそうなんですもん


いつもながら、馬鹿笑いしましたが

さんまちゃんの一人芝居、長すぎ!
その話、どこまで行くの~
その後の展開は? オチは?と見入って、笑いはしましたが、苦笑いって感じでした

萩原役の音尾さんとの絡みが一番面白かった

生瀬さんとの掛け合いはアドリブも間違いもなしで、今回は安定してました
…残念

相武紗季ちゃん、声も良く出てたし上手かった
テレビで二番手はるくらいなら、お芝居でも行けそうな気がします
かれんで芯が強よそうな、なでしこ役、似合ってました


温水さんは相変わらずの頭いじられキャラで、なんか又薄くなった感がありました


生瀬さんの声ってホント聞き取りやすいわぁ
そりゃ他の方達も鍛えた喉で舞台声なんだけど、生瀬さんの声好きだな

音尾さん、紗希ちゃんと絡むと顔の大きさが目立ってしまって…
白塗りに笑わさせてもらいました


今回、大阪初日と言う事もあり、さんまちゃんの声も聞き取りやすく
間違いが、ピンキーとキラーズをピンクレディと言い間違えただけで
アドリブで乗り越えてましたが、あれを観たいのもあるのででちょっと残念…
次回作に期待しましょう
ストーリ
1943年ナチス政権下のポーランド。
迷路のように張り巡らされた地下水路にユダヤ人をかくまった、一人の男の真実の物語。
1943年、ポーランド。下水修理と空き巣稼業で妻子を養っているソハは、収容所行きを逃れようと地下水道に繋がる穴を掘っているユダヤ人たちを発見した。
ドイツ軍に売り渡せば報奨金を得られるが、狡猾なソハはユダヤ人たちを地下に匿ってやり、その見返りに金をせしめようと思いつく。
ソハは迷路のような地下水道の構造を最も知り尽くした男なのだ。
ところが子供を含むユダヤ人グループは面倒見きれないほど人数が多く、隠れ場所の移動や食料の調達さえ容易ではない。
おまけに執拗なユダヤ人狩りを行う将校が目を光らせ、ソハの妻子や若い相棒は処刑の恐怖におののいていく。
自らも極度の精神的な重圧に押しつぶされそうになり手を引くことを決心するが、時すでに遅かった。
同じ生身の人間であるユダヤ人たちに寄り添い、その悲惨な窮状を目の当たりにしてきたソハは、彼らを"守る"という自分自身も信じがたい茨の道を選ぶのだった。
ーテアトルよりー



想像通り、重い映画でした

ソハも最初はただの俗物だったんですよね

金品を要求し、恫喝し匿うことにする

ただ妻子に楽させようと思っただけ


ただ情は移るよね、普通の人間ならば


苦労をして匿っても感謝もしないユダヤ人…と仲たがいしても
やはり、ほっておけないソハ

彼らもソハの有りがたさは分かっていても、劣悪な生活環境ゆえの言葉の数々

なんかこの辺の上下関係が仲間関係になり、心底ソハを信じてるって感じが出てました


娘が教会で洗礼する大切な日に大雨が降る

下水の人々の元に駆けつけるソハ

家に帰れば妻子は出て行った…


しかし妻は帰ってきた。私ってばかね…と

信頼している夫婦愛っていいなぁ。ここじわぁ~と来ました


やがて戦争は終わりを告げた



エンドロールで実際の人物で実際にあった事で、それ以後の事がテロップで流れた


ソハの晩年は、ソ連軍の車から娘を庇い自分が轢かれて亡くなった

それに対して、ユダヤ人を匿ったせいだと言う人も居る、という言葉に、暗澹たる思いがしました

人種差別って何時までたっても無くならないだろうなぁ
ストーリー
幼いころに国王であった父を亡くし、邪悪な継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に閉じ込められたまま育った白雪姫(リリー・コリンズ)。
ある日、舞踏会に忍び込んだ彼女は、そこで他国の王子(アーミー・ハマー)と運命の出会いを果たして恋に落ちる。
だが、王子との政略結婚を狙っていた女王は、白雪姫を森へと追放。
森で7人の小人と出会った白雪姫は、彼らと生活を共にしながら戦い方や知識を習得する。
亡き父の国を守り、愛する王子を取り戻そうと、彼女は女王に戦いを挑む。
ーシネマトゥデイよりー



面白かった~
ファンタジーラブコメって感じで

最初、白雪姫が眉毛が太い! ってだけで、全く可愛く見えなかったんだけど

だんだん可愛く見えて、チャーミングで健気で好奇心旺盛な白雪姫にぴったりでした

ジュリアもチョイ役だと思っていたら、全編出づっぱりでした

彼女もそろそろ微妙なお年頃になってきたので、この映画を観た限りでは

コメディアンヌで今後活躍が期待できそう


王子の間抜けぶりに笑わされ、ファーストキスで笑わされ、

気が付けば、一番後ろの席で一人笑っていたよな気がします


魔法で永遠の美貌を手に入れるんじゃなく

エステ…と、呼べるのか? でアンチエイジングに励んでる女王も微笑ましく
(私は絶対にイヤですが…)

必死に昔の服を着ようとしている女王に、もう少し! っと、突っ込み入れつつ

人間臭い女王、けっこう好きです


小人たちのキャラ立ちもよく、白雪姫を鍛えて行く所もテンポ良く進んでいました


ラストと舞踏会風景も楽しくって良かったなぁ

白雪姫がチャーミングで可愛い

でも、きっと王子を尻にひくんだろうな…


単純に楽しく観る映画もいいなぁ、展開が分かっていても久しぶりに大笑いしました