思いもよらない「刺客」というか,最早「最終使徒」とでも呼ぶべき「宿敵」に「襲撃」される事態に陥った。
「解散総選挙」
どこかのアイドルグループのセンターを決める「総選挙」ではない。
あれは「解散」でもなければ,「任期(人気!?)満了」でもないので,「総選挙」と呼ぶのはおこがましい。
ちなみに「総選挙」は,衆議院にのみ使われる。

参議院の場合は「通常選挙」と呼ぶ。3年ごとに半数ずつ改選するため,総選挙とは呼ばないのが一般的である。
参議院も,戦後の第1回選挙だけは総数を選挙しているが,その時に「総選挙」と呼んだかどうかまでは,生まれていないので知らない。なお,この時は定員の半数までの順位の当選者が任期6年,残りの半数が任期3年という選出方法だった。
これは,現代でも通常選挙と同時に補欠選挙を行う場合にも,似たような形で準用されており,例えば改選定数4の選挙区(都道府県)で非改選議席に1人の欠員が生じている場合は,通常選挙の4位までを任期6年の当選人として,5位の候補者を任期3年の当選人とする決まりである。
「通常」じゃない選挙って,何だよ? 「異常選挙」とでも言うのか? と突っ込まれたことがあったが,それは多分「補欠選挙」とか「再選挙」の類であろう。
なお,地方自治体の議会議員の選挙の(補選ではない)場合は「一般選挙」と称する。
当初から,国会議員の「統一補欠選挙」の投票日である「4月と10月」の「第4日曜日」であった10月27日(日)が,政権与党の総裁選挙後に「解散総選挙」の投票日とされるのではないか,という読みが出てはいた。
ところが,総裁選の結果を受けて,特別国会での首班指名選挙後,ある程度の議論をしてから,という流れになりそうだ,となって,11月10日(日)以降になるのでは,という感じになっていた。
これで安心して群馬に行ける,と踏んでいたのだが,あろうことか10月27日(日)投開票という,最悪の事態に陥ってしまったのだ。
「総選挙」「通常選挙」「一般選挙」「補欠選挙」「再選挙」などという用語の使い分けから類推された方もいるかも知れないのだが,筆者はある意味で「選挙のプロ」ではある。
そのため,いざ選挙となると,あれやこれやと忙しくなってしまうのだ。
その時の「時勢」によって,その忙しさには濃淡があるものの,完全に「無関係」になることは,ほとんどない。
今回は,もう流石に群馬遠征を「キャンセル」するのは難しい状況になっており,かと言って長男の対応をXYLに任せることもできず,投票日の「投票終了(20時)」までに戻って来る,という条件で妥結した。
お断りしておくが,各局から放送される,所謂「選挙特番」とかに出演する,などということではないので念のため。いや,まあ「やれ」と言われればできなくはない,とも思うが。
こうなってしまうと,今回の遠征も,最終盤の動きに制約がかかってしまう。
20時までに戻ることになれば,長男のボールを「ボウリング王国スポルト八景店」のロッカーに戻すのを18時頃までに済ませなければならない。
吉祥寺での所用は,16時頃までの見込みで,そこから首都高速4号線・中央環状線・湾岸線経由で1時間ほど見ておけばいいことは,経験上わかっている。
ただし,更に運の悪いことに,この10月27日(日)は「横浜マラソン」の開催日のため,16時30分頃まで本牧JCT以南が通行規制の対象になっており,上下線(湾岸線なので正確には「東行・西行」だが)とも通行止になる。
感覚的には,ちょうど規制解除になるタイミングあたりでベイブリッジを渡るのではないかと思うのだが,渋滞などの状況も読めないため,不安要素が多い。
ニュースにもなっていたが,この日の横浜市内は,総選挙投票日と「横浜マラソン」だけではなく,アーティストのコンサートも複数重なっている上に,ペナントレース3位からの「下剋上」で日本シリーズへ進んだ横浜DeNAベイスターズと福岡ソフトバンクホークスの「第2戦」が横浜スタジアムで開催されるなど,まさに文字通りの「祭状態」である。
もう,いっそのこと花火でも打ち上げてしまえば……と,さえ思う。
長男の部活は,次が29日(火)なので,翌月曜日にボールを戻すことも考えたのだが,選挙の関係なので,帰宅できるのが明け方近くになる可能性もある(実際,今回帰宅したのは翌日の午前4時頃で,一睡もせずにそのまま月曜日の仕事に出勤した)。
その状態から,月曜日は通常勤務なので,その後に片道12kmほどある「スポルト八景」まで,自ら車を運転して往復するのは自殺行為だ。日曜日のうちに戻してしまったほうが無難だろう。
正直に言おう。
「何故こんな時に選挙なんてやるんだ」
いや,別に選挙が嫌いな訳ではないし,どちらかといえば「むしろ普通の人より好きなほう」だと思う。
しかし「何もこの日でなくとも」と思うし,総裁選の当初から言っていたように「予算委員会など含めてしっかりと議論をしてから」では駄目だったのだろうか。「二番じゃダメなんでしょうか?」と言われれば「スポーツ舐めてんじゃねえっ!」と返すだろうが,これに関してはダメではないと思う。
余談であるが,2014(平成26)年の解散総選挙でも酷い目に遭っている。
この時は11月21日解散,12月14日投開票だった。
しかし,解散総選挙が持ち上がって来たのは,11月中旬に入ってからのことである。準備期間的には,今回よりも短かったのではないかと思っている。
何しろ,11月3日に開催された地元のイベントの際,旧知の衆議院議員(与党でしかも現在国務大臣だったりする)の御夫人と会っているのだが,頭の中は翌年春の統一地方選挙のことで一杯,という感じだった。正直なところ,その時点では「解散総選挙がありそう」などと思っていた人は,ほとんどいなかったのではないかと思う。前回の衆議院議員総選挙から,まだ2年経っていなかったのだ。
その12月14日の週末が「結婚記念日」に近かったこともあって,家族でディズニーリゾートへ泊りがけで行こう,と柄にもないことを計画して,パッケージツアーの予約もしていたのだが,あえなく白紙に。
キャンセルしてもかなり損してしまうため,筆者の代わりに当時中学生だった姪を行かせることにして,筆者以外の家族は行けたのだが,大人と中学生の差額が戻る訳でもなく,選挙もてんやわんやで,踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと,という思いだけが残った。
政治的なことを公に書くのは忌避しているが,未だに時の総理大臣に対しては嫌悪感しかない(正直,今回よりも酷いと思っている)。
とまあ,こんな具合で,ありとあらゆるモノがこの週末に「大集合」してしまったのだった。
ここまでに触れなかったものを含め,本来ならば予定に入っていたであろうモノを列記してみる。
【土曜日】
× 衆議院議員総選挙(投票系・選挙運動系)
〇 全日本新人ボウリング選手権大会(第2日)
× 放課後等デイサービスの「ダーツ大会」
× 「吉祥寺ボウラーズカップ」
× ジュニアクラブ練習会
× 県高体連横浜地区大会
△ 定例「日帰り帰省」⇒翌日順延
× プロショップ杯
【日曜日】
× 衆議院議員総選挙(投票系)
〇 全日本新人ボウリング選手権(第3日)
× 「吉祥寺店・プラチナクラブ」
〇 定例「日帰り帰省」(繰延)
× スポコン研修会
〇 衆議院議員総選挙(開票系)
普通ならば,一日にせいぜい2つか3つしか入らないモノが,これだけ集中してしまうとは。
更に,特に予定していた訳ではないのだが,この日曜日には「郵貯ラリー協会」関係の問い合わせ電話が入るなど,もう完全にカオス状態だった。
と,このような経緯を経て,怒涛の3泊4日……いや,選挙後に「朝帰り」しているのだから,ほぼ「4泊5日」の「放浪」が始まるのだった。