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専隆寺
佐太中町５丁目
木版画同好会「ばれんの会」
服部昌之
浄土真宗大谷派の寺院で、庭窪地区では2ヶ寺しかない数少ない大谷派の寺院。無銘ではあるが、きれいな蓮の紋様のある喚鐘が目を引く。
守口百景の題材を求めて守口市内を自転車・車・歩いてと東へ西へ・・・この日は車を別のところに止め、1号線バイパスから斜めに西へ小さな運河にそって狭い道を歩いていると、右にこじんまりとしたお寺（専隆寺）があり、足を止めて本堂を見ていると作品にと思い写真を撮って帰り彫ってみました。今、お寺に出向き資料とか寺にまつわるお話とか聞けないかとお伺いしたのですが、お寺の話ですと、住職様が何人も変わっておられ、お寺についての資料は何も残っていないそうです。今回伺って感じたことですが、前回伺い作品にした時の本堂は古い瓦でしたが今は新しい瓦に葺き替えられていました。新しくなった本堂を見ていると、古い町並みを残す佐太中町もいずれは新しい町にと変わって行くのではと思いながら寺を後にしました。
服部昌之
（外島町）
転載：守口市民憲章制定２５周年記念木版画集『守口百景』
作成：守口市木版画同好会ばれんの会1998年
テキスト入力：元市民憲章副会長 はまがみ
