55

守口東高校

八雲中町2丁目

木版画同好会「ばれんの会」

熊谷寿子

 

昭和58年4月、八雲中町2丁目の新神戸電機跡に、府立第143高校、守口市内で3番目の公立高校として開校。開校当時は体育館もプールなども未完成で、学内の施設整備は、第1期の卒業生が巣立つ昭和61年頃にほぼ完成。

 

私は家が守口東高校の近くなので、よく買い物に行く時、校門の前を通るので、部活をして汗を流している学生の元気な声が聞こえてくる。それを見るたび思い出すのです。私が通っていた時、高校生活の中で、ある一つの夢を持ち始めていた。それはミュージシャンになりたいという夢で、もちろん勉強もしなければならなかったが、守口東高校の先生方は夢中に校舎などで歌う私を見て、一生懸命になって応援して下さいました。そう、きっと本当に生徒達の夢や希望を、そして社会へ出て行く為に、一人ひとりのそれぞれの生きる道を真剣に向き合って考えてくれ、そして何よりも心と心で話をしてくれる先生方ばかりだったように思います。学生時代はいろいろと迷いや不安もたくさん抱いていましたが、未来という道の光を与えてくれるそんな私にとってはすばらしい学校です。今も私の心の支えです。守口東高校、本当にありがとう。現在通っている学生達も、きっとすばらしい道を歩む上でかけがえのない学生時代となることでしょう。

宮下賢一

(北斗町)

転載:守口守口市民憲章制定25周年記念木版画集『守口百景』
作成:守口市木版画同好会ばれんの会1998年
テキスト入力:元市民憲章副会長 はまがみ